おはようございます

先日まで 雨が降ると「ちょっとは涼しくていいなぁ~」位に思っていたのだが・・・

昨晩 よる少し走ったのですが 季節は冬!?って位に 一気に寒くなりましたね

ポンチョを着て走ったのですが 寒い寒い・・・

もう ダウンジャンパーを着ていても おかしくない季節になってくるのも数日の事でしょうか・・・いや もう着ていても違和感はないであろう。。。

最近週末は雨が多く 履く靴がどうしてもワンパターンに・・・雨は沢山降ってくれているので そろそろ晴れ続きで・・・おねがいしたい所です。

 

では 寒さに負けず 本日もいってみましょう

まず 一本の電話から

お客様Kさま「ニッサンのセレナなのですが マフラーのタイコとパイプの接合部が外れてしまい溶接をお願いしたいのですが・・・」

と・・・

わたし「そのケースですと マフラーが錆びている可能性が大で 通常はマフラー交換になると思います」

Kさま「とりあえず画像を送りますし クルマを持ち込む事はいつでもできます」

と メールが届く

↑ありゃりゃ・・・ ボロンと脱落しておりますね・・・

Kさま「一度クルマを見て頂いてもよろしいでしょうか?」

わたし「すぐに対応はできませんが・・・確認だけなら」

との事で ご来店

 

で確認すると

フロントパイプと呼ばれている部分ですかね

↑前から後ろを見た画像 リヤマフラーは異常なし

↑後ろから前の画像ですね 俗に「フロントパイプ」という部分でしょうか?

お客様の方で「とりあえず乗れる様にテープなどでつなげて乗ってますが 一日でダメになってしまって・・・」

との その周辺をみても マフラーパテ アルミテープと・・・苦労の跡がうかがえる・・・

通常この手の修理は「交換」となります。

「なぜ?交換?」かといえば

「経年劣化で錆が進んで」とか「長年のエンジンや走行の振動により鉄板の経年劣化で外れてしまった」ものと思われる そんな「寿命」がきたものは「高齢で引退が近くなっているスポーツ選手」みたいなもので 無理をすれば「再帰不能」になるか 他に影響してきます

で あれば いっそのこと「交換」した方が 絶対的な安定感が保てます(何よりも後日のトラブルも防げますし)

ですが そんな「故障」も 「そうでないケース」もあったりするのです 

今回は「そうでないケース」っぽいのです

というのも 経年劣化で母材が錆びて という外れ方ではなく 振動で割れてしまったケースっぽいのです(もちろん錆びてというのも少しはあるでしょうけど・・)

 

↑ですから これを見て「溶接してみましょうか?」と お客様にご提案

これが「錆で鉄が朽ち果てて」となりますと「交換」を余儀なくされます。

だいたいマフラーのこの様なトラブルの90%は修理不可能というコトになるケースが多いです。

ということで ご予約を頂き 後日入庫

まずは 取り付け位置を確定させます

外れているのを 繋いで

適正な位置で固定

↑そこに 細いネジを入れ おおまかな位置を把握します

本当は 清掃してキレイにしたいのですが 熱焼き付いてしまっているので最小限に清掃をして 作業。。。

そして 取り付け位置が決まった所で この「フロントパイプ」を外します

見てお分かりの通り・・・ 取り付けネジ部は錆ております・・・ 

適材適所に工具を使い・・・

何よりも ネジをダメにしない様に外していきます

フロント側のネジは高熱が加わるので痛みが酷く・・

前側のネジを外し

↑後ろ側のネジは かろうじて外れ・・・

↑無事に外れました

が・・

やはり 外れ方は 通常通りでなく・・・ 正規の様に外します(このまま見なかった事にする業者さんも多々でしょう)

↑ミニダクター登場! これがあるから良いですが・・・ 無かったら・・・ こんなこと(作業)やりません

↑片側が外れ

↑こうして温めて

↑えい と・・・

道具に感謝ですね・・・

↑正規の様にネジを取りつけます

そして翌日 溶接をします

↑仮止めから 本溶接へ・・・今回はFRPでは対応しきれませんし 母材が生きているので バッチリ溶接します

ここは 画像がありません(削って 溶接で・・ 鉄粉でカメラがダメになるので 最小限しか撮影せず)

無事に溶接を終え

そして耐熱塗装

↑車体に取り付け 取り付け具合も問題ない Goodである

 

エンジン始動して 「うん よい!!」と いうことで 作業完了!

これ 仮に 部品交換となると 部品代¥69.900-に細かい部品と工賃等々で・・・10万弱!?

それを 半値以下で 作業が終了~~~

ありがとうございました。。。

と 言いたい所ですが ちょっと待って・・・ 最終確認していて・・・ 何かがおかしい・・・

今回初めて入庫のお客様 最後にクルマを見ていると

↑「スペアタイヤの取り付けがおかしくない??」

逆さにスペアタイヤが取り付いていて ガタガタです これでは乗っていて 異音がしてたまらないでしょう 

直して差し上げましょう

スペアタイヤを外し ついでに いつもの スペアタイヤに空気も入ってないみたいなので 空気を入れると

 

空気圧0って・・・

で エアーを正規に入れて と・・・空気を入れて 空気入れを外すと「プスー」っと・・・

そう

↑出た! エアバルブの劣化による損傷 いわゆる パンク状態・・・

で このままではダメなので

バルブを新品に交換

エアーもバッチリ!! これで 万が一の時にも安心

↑スペアタイヤが外れた車体側 丸い中央にある部分に

↑この中央部が当たり 固定されるのね。。

↑タイヤのエアーも入って 安心安心

そうなれば 他部分も簡単に 納車確認点検

↑エンジンオイルは

↑入ってないし・・・

↑ラジエター液の予備タンクにも水が少なく・・・

今回溶接したマフラーパイプの後ろから 匂いが・・・

↑どこかでビニールをお土産にもらってしまったのですね

↑外せる限り外してあげて・・・

う~~ん キニナル・・・

知らぬふりをするか・・・

↑少しだけ・・ 少しだけ・・

↑神の道具を使い

↑プリッっと・・・

いいじゃないか・・・

 

と この後 ・エンジンオイル1L補充(交換をおススメ)・ラジエター液500cc補充・ウインドウオッシャー液2L補充 と・・・ 快適になって 完成!!

 

で 昨日 無事に引き取りに来て頂き完成

 

この度は どうもありがとうございました。

 

と 最近多い マフラー修理

当社 通常は 事故等の ぶつかったクルマを直したり キズを塗装するのがメインの クルマで言えば「外科」的な作業が主なのですが  その技術を生かし いろいろな作業を手掛けさせて頂いております

お客様の事故を待つばかりでは商売にはなりません お客様の「困った」にどこまでお答えできるか?? わかりませんが 頑張ってまいりますので どうぞよろしくお願いします