おはようございます。

 

先日 格闘技のTVを見ていたのですね

ここ数年K-1界で有名な「武尊」選手 がゲスト出演していて 面白いこと言ってた(このタケル選手 面白い試合をするんですよね 見ている側も楽しく  まさに 自分も楽しんで 観客も楽しませる格闘家)

「選手紹介をされ リングインするまでが仕事  リングの中に入ってからは趣味として戦います」

と その言葉通り 笑いながら戦う彼の姿は・挑発的なのか?・本当に楽しんでいるのか? でも 彼 強いんだよね それがまた素敵な タケル選手 これからのK-1界を支えていくのでしょうね。

でも 名言ですよね 「勝つために辛いトレーニングして花道を歩くまでが仕事」 で「リングに入れば楽しい戦いの趣味の時間」 だなんて。。

 

さて いってみましょう

まずは スバルレガシー

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角部 グニャっと。。

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バンパーを外す

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結構歪んでおりますが わかります 角部のところ・・・

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これ 通常であれば交換

変形を直しながら・・・

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整形

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パテ使ってません。。。

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素晴らしい!!

 

で 現在 塗装が終了しましたので その画像もいれますね!

 

 

お次は ルノー5アルピーヌのバンパーです。

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↑リヤバンパー

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↑フロントバンパー

と だいぶ お疲れちゃんです。。。

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「当時の質感を再現した バンパーに仕上げて欲しい」

とのことで プラスチックの素材感を出そうなんて 無理ですので お断りですね 普通なら。。。

それに 仮に作業したとしても「こんな感じじゃない」と言われ 結果 どうしたもんかと・・・ トラブルにもなりかねない そんな お仕事依頼です。

が・・・

が・・・

そんな お仕事にも果敢に挑戦するのが「有限会社 羽鳥鈑金塗装工業所」なのである。。。

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このバンパー 一見 キレイそうに見えるのだが お世辞にも「キレイ」とはいえない

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というのも 色が塗られてしまっているからです

その 塗られた色の除去から。。

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バンパー自体がプラスチックなもので 強い溶剤は使えない

地道に 地道に落としていくのです。。。

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↑どうよ!みたいに比較してみたりして 目で確認しながら 剥離作業は進みます。

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シコシコシコシコ・・・と おっ!落ちている・・・と 何晩も何晩も・・・

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↑拭き取り開始で 数秒で

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↑新品ウエスもこの通・・・

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↑使ったウエスも こんな感じで 何枚も 何枚も・・・ なんまいだ・・・

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↑ いいんでないかい??

まぁ ここまでが タケル選手で言う「仕事」なのでしょう  ここまで 下処理をするかしないかで その後の仕上がりをも左右させる 下処理です。

 

さて 続きです。

そして 塗装に入ります

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清掃・脱脂・清掃と・・・ 1にも2にも清掃なのです。

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↑まずは 密着性を良くするために プライマーを塗布します  塗装ムラの様に見えるのは  このバンパー樹脂の本来の色なのです。

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↑そして まずは黒塗装

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数回に分けて 塗っていきます 乾いては塗装を乗せ 乾かし 乾いては塗装を乗せ・・・と

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↑均等にムラなく黒の色付けが終った所で 乾燥(10~20分位

この時点のバンパーは 黒の半ツヤあり状態に見えます 重厚感がなく この質感でお客様に引き渡したら 「???」という状態ですが この様な 仕上げの 素地バンパーを良くみかけますね。。

 

黒色が乾燥した所で

ここからが 本番

艶を落として仕上げに入るのです。

↓こちらは 塗装直後 完成の画像ですが ここまでくるまでに・・・

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当初 60%位艶消しの調合で塗りはじめしたら 艶感はイマイチ

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このまま 進めたら「このバンパーの質感ではなくなる」と 察知し 艶引け感を出す方向性で フラットベース(艶消し剤)を更におかわり(追加)。。

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艶消し感を強く出す方向性へと・・・

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最後は なかなかの質感で終了

いかがなものでしょう??

 

艶消しは 塗装後 艶を出す補正はできますが 艶が出ている艶消しを「艶を落とす」ことは困難

そこを十二分に承知して塗装を進めるのであります。

そして 本日 昨日より乾燥したバンパーを見て 思わずニッコリするのであります。

いやいや・・・緊張はしますが 思う様な仕上がりになった時には本当にうれしいものですね!!

塗装って ホントに 奥が深いです。

 

と いうことで 本日の作業は終了  日曜日は 早めに終わらせていただきます。

ありがとうございました。。