おはようございます

さて・・・ 今年最後のお給料も終わり クリスマスであろうが正月であろうが・・・仕事は続きます。

 

 

トヨタ AE86 スプリンタートレノ

オイルクーラーを取り付ける ブラケットが 脱落していて オイルクーラーが取り付けられない案件

長い時間が経過しているクルマです 各部に痛みが出てきております 元々は ホーンの取り付け部分かと思いましたが・・・ その部分の鉄板が ヒビが入り使い物になりません

この部分に オイルクーラーが付くのので ここを直します

ここに見合う鉄板はないかと 探す・・・

あった!

ということで

この部分を使おう とイメージし・・

ざっくりとカット

ここに

こんな感じで溶接で付けようかと・・・

と 通常では 古い鉄板の上に被せて 新しい鉄板を溶接するのですが それで強度が出るというのもあるんですが 溶接後の被せた部分の手が入らない部分から 錆が起こり 今後 また錆で脱落する可能性がありますので

車体のヒビが入っている部分も錆を落とすついでに削り落とし

ツラツラで溶接する方法にします

こうするとボディの鉄板と製作した鉄板の間に隙間ができないので 今後錆びる心配もない 強度を保つ為に 少し盛りで溶接してあげて様子を見ようと思う

溶接する鉄板を大きめにセットし 上から被せて溶接するのが楽な方法なのですが 私の今までの経験上 そうして修理されてきている鉄板の多くは 数年後にそこが錆びて傷んでいるケースが多い

それを避けたいのである

なぜなら

お客様 これから何年このクルマに乗られます??

と考えた時「数年後に乗り換えるかな」 なんて このクルマからは感じられません

って 事は できる限りの処置をして 長く乗って頂きたいじゃないですか!?

そんなところから 修理を自分なりに考えながら行わせて頂いております。

 

 

こうして 毎日作業できたら どんなに楽しいか・・・

自分の段取りで仕事できたら どんなに楽しいか・・・

でも それは 私個人の都合だけであって・・・ 

お客様の都合 に合わせるのも大事 

正直 当社のお客様は 私共の都合に合わせて頂けているお客様がほとんどだ・・・ だからこそ それにお答えできる仕事をお返ししなくてはいけない・・・

もう「職人を急がせたらいけない」なんて 時代遅れな事言っていられる時代ではない・・・

ここまで良い材料や道具が溢れている時代 それをいかに使うかは 技術者のウデとアイデアに掛かっているのではないであろうか・・・

でも こうして一台一台仕上げていると 5分が10分 15分が20分と・・・

来年は もっとスピーデーに仕事ができる様 さらにわがままになるかもしれません「融通がきかなくなったな」と思われたお客様は「今まで特別に対応してくれていたのだな」と 思ってください   現に「他では受け付けてくれない作業等々」だと思いますので ふふふ。。。

 

と ブログでの毒舌も戻ってきたところで 皆様も素敵な休日をお過ごしください。。