以前 板金修理でご入庫のお客様より この度 車検のご依頼でお問い合わせ

お話を聞けば

Sさま「今まで専門店に出していたが・・・」

とのこと・・・

専門店なら なお更安心だと思うのですが・・・ 今回 お宅では??とのことでのご依頼

わたし「正直専門店ではないので それだけの知識やノウハウはありませんけど・・」(決して やりたくない とかそんなのではありませんよ)

とお伝えすると 

Sさま「それでも 見てもらって作業してくれないか」

との事で ご入庫

 

クルマの使用状況等お聞きすると 

「週末乗りのクルマであるから そんなに痛みも少ないと思うので 悪いところが出てきてから修理する乗り方 車検の取得方法でも」とのご希望

そして お客様は お見積もりもご持参して頂き 確認

ここでポイントですが 当社 こうして 他店でのお見積もりがある場合 お持ちいただいたほうが お話が早いです

それを見て参考にもしますし それより 価格は安くできるのか?高くなるのか?等の判断材料にもなります  この様なお見積もり提示は助かるのです(当社の場合)

で お客様の要望通り それ以外 不都合がある部分は整備ということで お預かり

今回作業の一つに 「ドライブシャフトブーツの切れ」があり これが損傷していると 車検には合格しません。

これが 作業的に工賃がかさむ部分でもあり ここを 上手く処理してあげれば価格を抑えることも

ということで 最近 飛躍的にその性能が上がっている「ワンタッチ式ドライブシャフトブーツ」

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こちらは 整備するメカニックの方々からは賛否両論のご意見

「こんなブーツはダメだ」とか・・・

言われておりますが 

こちら きちんとした取り付け方法をすれば 問題ないと私はおもうのですね・・・

実際 当社の代車等でも使用しておりますが 耐久性は4年以上経過しても 全く問題ないですし  今までの作業方法をとられていたメカニックからすると「ごまかし」的な感じになってしまうんでしょうかね・・・

まぁまぁ このことは さておき この ワンタッチブーツ 通常は メーカー車種ごとに設定がありますので専用品を使うのですが このVOLVOのV70という車種には設定がございません

よって

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↑本当ならば こういう数字的データは隠されますが・・・ いいじゃないの 使ってください これを見て他のお客様の参考になるのであれば なお更ですよ こうして業界全体が盛り上がらないことには未来はないと 私は考えます!(V70のターボと ノンターボはドライブシャフトの太さが違うとかですが こちらは ノンターボですから)  でも これを 通常の倍の価格で部品を販売している業者さんもある位 貴重な参考寸法データですよ  って 逆に公開は 業者さんの首を絞めるか?? でも これで  バンドの大きいほうは この付属品のものは使用できませんので(つかえなくありませんが ゆるいので) ここからは 技術者のノウハウで頼みますよ。。

寸法から それと同等の 商品を探します 探します・・・・ 

んで 先日 こんな 検索をしてくれる部品屋さん募集をしていたのです が・・・そんな時代じゃないですよね・・・

で  他 ブログ等々でも この車種の ワンタッチ式ブーツをつけている人の情報等あったのですが 正直アテになりませんので 現物寸法で調べていきました。 そして かなり ぴったりなサイズのものを選び出すことに成功!

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現物が届いても 確認 確認・・・

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いけるんじゃないか!?  

この時点で 「ダメであれば 通常の交換作業になります」とお客様にはご理解は頂いての作業です。

 

説明書をよく読みながら・・・

 

 

ちょっとさわるだけで グリス グリス・・・

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無事に終了~

このあと 固定バンドの変更等ありましたが 最後には しっかりと取り付いたブーツは 良い仕上がりになりました。これで乗って頂き じきに 反対側もブーツが切れてきた時には こちらと同じものを取り付け その時には こちら側の経過も観察できるし 一石二鳥となるわけです。

 

問題の部分は完了し

 

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お次は ブレーキ整備

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↑作業前

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↑フロントブレーキのスライドピン付近の動きが悪く 外したところ

 

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↑ピン部を清掃し グリスUPし取り付ける前

こうして 作業が進むのであります。。。

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ここからが 当社の本領発揮! 錆びたブレーキディスクは美観を損ねます

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グリースが飛び散って 汚れたアルミホイールも美観を損ねます

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夜な夜な 清掃です

多分 新車~このクルマホイールの裏側は清掃されてきていない様子・・・落ちません  「激落ち君プレミアム(石鹸)」で 幾度にわたる清掃で

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いいじゃないですか。。 グリス汚れがあるホイールは一本だけでしたが まさか 一本だけピカピカというわけに行かず・・・結局4本ピカピカですわ。。 

「こんな掃除をしても すぐに錆びるし 汚れる」 って 思われるでしょ そこの整備士さん  確かにこれで「清掃代幾らください」なんても言えません でも お客様の多くは ここが綺麗になった事に黙ってはいないんです。「今までに無い位に綺麗だ」とか「これから綺麗にして乗っていこう」とか「いままで 一生懸命清掃したんだけど綺麗にならないから「こんなもんか」とあきらめていた」と・・・ そうじゃないんです きちんとやれば綺麗になるんです。 (その代わり今まで見えなかった 汚れに隠された 色剥がれやキズも見えてしまいますがね) そうすることにより「また二年後の車検 いや 一年後の点検もお宅に頼むよ」と メーカーさんや専門店さん以上に お客様からの信用をいただけるのです。(もちろん その時の状況により 隅々までできないときもありますからね あしからず・・・)

こうして 綺麗になり 検査にも合格 

オーナー様の手元に返されたクルマでした。。

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こうして 一度 手掛けさせて頂くと このクルマがどの様な履歴整備をしてきたか?というカルテも出来上がりますしね

V70も いいなぁ~ こうして 手掛けると かわいい一台となりますね。。

今後もこれからも 末永い お付き合い よろしくお願いします

ありがとうございました。