以前 ちょっと紹介したこの車両 サーキットでフロント部を強くぶつけたとのこと

↑画像を見る限り フロント下部が「ちょっと形が違うな」位にしかみえないのですが・・・内部は結構ダメージ受けてるのです。

最初にお客様がご来店頂いたとき「そんなに酷くないですね」なんて よくよく見てみると・・・フレーム等 結構イッてますわ。。

フロント部が前方に倒れこむ形でフレームが変形しております 前方下部を強く当てている様子で

 

 

↑フェンダーとドアの縦のラインのすき間を見ると ・助手席側のすき間は広く ・運転席側のすき間は狭く

ということは クルマを正面からみて「左に折れ曲がっているのでは??」と予測します。

 

リフトアップして見てみると よくわかりますね 歪んでます バンパーが。。

 

  

 

  

まず 現状を確認 左右フロントフレーム部 ダメージを受けております 外損はそんなに酷くありませんが

内部ではダメージが大きいです。

 

 

では 修理にかかります

今回は 「フレーム修正機」を使用します。

↑まずはフレーム修正機の上でクルマを持ち上げてタイヤの下に箱をセットします

↑セットする為の治具を用意して~(この一つ一つの治具がそれなりに重いのです)

↑床からリフトが登場! このリフトで更にリフトアップして車を持ち上げます。

↑更に車体を上に上げてリフトアップして~

 

↑クルマのサイドシル部(ステップの下部分)の耳に固定するジグをネジ止めして 地面に車体を完全固定します

↑こんな感じです

↑最終 アンカーを使い地面のレールに完全に固定された車体  上の画像との違いわかります??

↑地面に備え付けられているレールはこの様に使うのです。

 

↑セット完了! ここまでのセットでも数時間の時間を要します(画像の時間を確認するとセット始めたのが21時27分 最後の画像が23時24分) それと同時にセットしながらも クルマの損傷具合を見ながら この先の修理方法を考えながらセットしていきます。今回は車高の低い車両な為に セットするのに通常より数回多く クルマを上げたり下げたりと・・・ちょっと時間が掛かってしまいました。。

これで 完全にクルマを地面と固定する事ができましたので 固いフレームも引き出す事が可能となります。 いよいよ次はフレーム修理となります。