おはようございまず

昨日は トラブル!?失敗!?の連続で・・・

そんな一つに

こちら

AW11 トヨタMR-2 のエンジン不調修理

「まだやってたのか??」と言われそうですが・・・

そうなんです・・・ やっている間より 作業しない間が多いというか・・・ 違うんです こちらのお客様 お仕事で日本を離れると 数ヶ月は戻らず そのタイミングで入庫して頂き 修理する という事を 繰り返しているので「いつも我が社にあるMR-2としておなじみなのであります

今回は ボディ下部の錆部の塗装と 以前より悩んでおります 原因不明のエンジン回転が下がらない という修理の続き・・・

で 暇をみては調べていくと CPU(コンピュータ)があやしい

ということで

調べれば CPUの内部が焼けている・・ 

他に ネットで調べても これが悪さをして エンジン回転に問題が出るらしいので

近所に エンジンコンピューターや デジタルスピードメーターを修理する業者さんを見つけたので そこに 修理を依頼することに

「二週間以上時間掛かるけどいい??」と言われ 

わたし「はい」

と いう事で お願いしたのですが・・・ 

二週間・・三週間・・一ケ月・・二ケ月・・・

と・・ 時は過ぎ・・・(ウチと同じ・・すみません)

催促をしてみると

「トランジスタが 海外に聞いてるんだけど 手に入らずに・・今調べている」

「これ修理しても この「丸コゲ」になる原因を解明させないと また同じ事になるから そっちを直した方がいいよ」 

と 注意を受け・・

「では こちらでも調べます」という事で 一度CPUを引き上げさせて頂き・・・

で 私にはもう 現状のCPUを直す技術はありませんので

同じタイプのCPUを探してみようと いう事で

中古の CPUを購入

だが その原因は確実にCPUとは 言いきれなかったので とりあえず この まるこげになった抵抗の数値も知りたかったので 中古のCPUを手に入れた(その道のプロは「トランジスタ」と言ったのだが・・・ どうなんだろ?? と思いつつも 中古のCPUを手に入れた

取り付けて また焼けてしまったら もともこもないので 最初に「2Wの1オーム」の抵抗という事で こうして画像に残しておく

 

で その中古の水没っぽいCPUを取り付け エンジンを始動すると・・・

あれ・・・少し良くなってるよ 停止時のエンジン回転が・・

二つのCPUを見比べて・・・ 何がダメなのか 再確認

それよりも何よりも この 中古のCPUで調子が良いので これを付けて納車しよう

と いう事で 決定

そして 試乗するも 問題ない 

では納車準備に入ろう と 最後に エアコンを動かすと エアコンの効きが悪いので エアコンガスを補充し・・ いいんじゃない?? 調子いいよ~ と 最終調整をしていたら 急にエンジンの回転が「が~~~~」と 上がった・・・ そう! エンジン回転が勝手に上がってしまう病が再発! 

「でたよ・・・」と・・・

「まさか」と思い CPUが入っているトランクを開けると

 なんか・・・ 焼けた いや~な臭いが・・・

「やっちまったか?」と バラシてみると

中古で買ったCPUも 丸コゲになってしまった・・・

いわゆる「壊した」のである。。。

あ~あ 直しているつもりが 壊したよ・・・

昨日の金曜日は午前中Tさまの大切な部品を壊し 取返しのつかないミスを犯し(ご本人にはすぐ電話をして お詫びさせていただき その後の対応をさせて頂くことをお話しさせていただきました 申し訳ございません)

そして 午後は せっかく使えていたCPUを焼き壊すという ありさま・・ 自分の不甲斐なさに嫌気がさしますよもう・・・

でも ここで落ちるわけにはいかない なんとかしないといけないので・・・

困った時の 「サトー電機」さんへ

「これをください」と画像を現物のCPUを見せ「2Wの1オームね」と さすがプロである・・

基盤は大丈夫なのだろうか? とりあえず確実にダメな 一個だけ変えてみる

再度 焼けても大丈夫な様に わざと かさを上げて 新しい抵抗を取り付ける

同時に 元々のCPUの抵抗も交換してみる(こちらの方が 基盤の痛みが激しいので その後使えるかはわからないが・・やるだけやってみる

 

AW10やAW11系のMR-2で ここの抵抗が丸コゲになってしまっている人は 2W1オームの抵抗を二つ使っているので それを交換してあげてください。。

その後 抵抗を交換後は エンジンの回転も落ち着き 安定を保っている

IMG_6043

で この CPUが丸コゲになる原因が つかめた!!

「エアコン」かもしれない

エアコンを入れていると 何かしらの具合が悪くなり 抵抗が焼けて 焼け切れると エンジン回転のコントロールが利かなくなり 回転数が異様に高くなるんですね・・エアコンの何かが悪い・・・

 

その後 エアコンを入れずに 走行テストを実施するも 問題ない 最後 各部の調整をしたら すこぶる調子よくなったエンジン 

↑こんな数値で落ち着いている回転をみるのは久しぶり

↑今まではこんな感じだったから・・ これじゃ夏場 オーバーヒートしちゃうよ

 

元々 「エアコンのガスが抜けていて 調子良くないから エアコンは無くてもいい」と エアコンなしで乗っていたお客様なので エアコンを使わずに乗れば なんでもなく乗れるこのクルマ なので・・・ それをお客様に報告すると「元々使ってなかったし 使わないからいいよエアコン」との事で・・・ その後も いろいろ負荷をかけても 調子悪くならないので これで終了になるかな?

「エアコンが使えれば 快適だろうな」と 余計なことをした結果・・・ エンジン回転不調のその原因をつかめたのだから 一石二鳥な修理となった!?

原因がわからずして納車するのは どうにも納得がいかないし・・・

さぁ これで 無事に納車にこぎつけるか・・・

この週末 様子をみます。。

でも こういう修理 その道のプロが「ダメだ」と いうのを直すこと 直せるか保証はない 直るかも保証はない・・・

そういう仕事は プロとしては「受けない」のが正解であろう わざわざ自分の腕を「失敗」という恥で塗りつぶす事はないだろう・・・

だが 私は違う・・・

なぜなら・・・ プロではないから・・・。。。

私も 早く プロになりたい。。。

その暁には 「他店でも断られて」って来店しても「あ~ウチでもダメですね」って 自信を持って言うので!!

 

では。。。