先日 ご紹介した

愛知県から届いたこの荷物

当社の様な町工場に こんな遠方より作業依頼がくることが少なく・・・  現代は 情報化社会! 「ブログを見て」とのことで作業依頼なのです。。

 

↑じゃん!!BEATの内装なのです。。

 

「ブログを見て」 との事で 遠方より 郵送にてのご依頼。。

 

お時間がかかってしまいましたが 作業開始です

↑まずは色作りから 

こんな内張りの色の調合色なんてなく 経験と感で合わせていくのです

↑日光を当てての色感や

↑日陰を作って 感じを見てみたり・・・

↑とにかく 四方八方から 見ては微調整 また 見ては 微調整と 

グレーなのですが 赤っぽいグレー 青っぽいグレー 黄色っぽいグレー と調合していくのです。

   

↑でも 相手はプラスチックです 完全に色が合ったつもりでも いろいろな角度から  

また 最終的にはツヤを落としますので(艶消し)それを考慮しておかないと いけません また 内装は 微妙な凹凸がありますので その凹凸でも色の見え方が変わります  よって 多くの業者様はこの手の作業はやりません 「なぜ?」かというと その質感って 個人差があるからなのです。。 良いという人もいれば ダメという人も居る それであれば それを納得いくまで作業するより「交換」にしたほうが確実で絶対なのです。 ですから 我々もお仕事としてお受けする際には その旨を必ずご説明させて頂いております。

  

おおよその色合わせが終わったら

↑実際に テスト用塗り板に塗装してみて確認します

↑テスト板の下半分と上半分と色が違うのは 部品による塗りわけのためのもう一色なのです エアコンの噴出し口の色が濃いグレーになってるので

↑日向に日陰に・・・質感にと・・・

↑もう一つの濃いグレーの色はこんな感じ ボタンの様な小さい目クラ蓋で調色します。。

 

↑濃い色の確認です

 

と こんな感じで クルマって調合するのです

ですから 今回 これを作るにあたり 使用した色は・ブラック・ホワイト・ブルー・レッド・イエローに艶消し材 といった原色です。。

調色というと 思い出すのが 以前 お客様の前で その場で調合をしたら 「そんな技 どこの学校行けば教えてくれるんだ!!専門学校とか 訓練所みたいなところか!?誰に教わって身に着けた!?」と以前わたしが通っていた塾の先生のお客様に聞かれたことありますが 「先生が教える塾に行き 自転車をイジり倒し バイクで暴走して 磯子工業の電気科出て クルマで夜な夜な遊んでたら できる様になりました」と 先生に教えてあげました。。

早い話 やるか?やらないか?ではないでしょうか・・・ いつやるか? いまでしょ~~。。。

 

さて 次は 塗装です。。。

 

よって 何でも調合できるんですよ 人の肌の色とか~ でも これって クルマの塗装屋さんだけなんです ここまでシビヤに調色するのって。。

ちなみに コンピューター調色機では 内張り等の艶消しの質感までは読み込めません。。