おはようございます。

昨夜は揺れましたね・・・ 夜に揺れるというのは恐怖ですね

改めて 災害に備えた準備を・・・ なんて思うものの・・・

今朝の空

3.11を思い出させる様な曇り空・・・ 

いつ何が起きても対応できる様に 準備を考えようかな・・・と 思う。。。

 

さて 

昨日の納車

H様のアルファロメオ  以前 ドアが落ちてしまったとの事で修理させて頂いた車両で 今回は外装の傷みの塗装にて入庫

K氏が塗装担当し 完成 細かい画像はまた改めてUPしますね

価格制限がある中での仕上げ その中で「どこまでできるか?」がポイント

キレイに越した事はないが「そこまでやったから100万円ください」っていえないじゃないですか?? また お客様からも「そんな金額でお願いしてないし ここまでキレイにしてくれなんてお願いしてない」と言われるでしょう。

だから 今回は 上面(ボンネット・ルーフ・トランクの上面の色褪せがメイン それに合わせ フロントバンパー・ヘッドライト・左右フロントフェンダー・ルーフピラー(ルーフの横の肩の部分)も質感を合わせる様にペイント)修理し バランスよく仕上げる仕様で25万に消費税 で対応させていただきました。 普通にアルファロメオという枠から考えると100万円コースとなるであろう。。。その他 モールの撤去等もあったし。。。 もちろん最後は 簡易的なコーティングをボディ全体に施工して納車

お客様も悩んでいた 塗装したところで・・・あと何年乗れるか? いつ壊れるかわからないし・・・と 確かに・・・

あとは お客様のご予算と希望をお聞きします それに見合う作業 それに見合う対価

それも考慮しての価格なのです 

だから 作業する側も 手を抜きます 

と 言うと 悪い仕事 と思われがちなのですが 「抜き所」を大切にします。それが プロってもんでしょ?? 抑え所は抑えて 抜くところは抜くといって意味です

よく建築屋の社長が言います

「家を一軒建てるのに「1ヶ月以内」と「半年掛かってもいいから丁寧に」と言われた工期の案件 結果 どちらも「出来あがり具合に変わりはない」

半年もらっても 一年もらっても その人間のポテンシャルは変わらない って・・・

確かにそうなのかもしれない その社長は言う「ヤル奴はヤルし できない奴はできないし 結局ポテンシャルだよ 今までの経験と実績がモノを言う世界だから職人なんて」と・・・ 非常に耳が痛い言葉である。。。 

 

正直 私もその狭間の中で生きている・・

まさしく この作業もそうだ・・・

昨日納車した 

手前のルノートゥインゴのNoxudol施工の仕事

Noxudolといえば 5万円~できる とか 10万円なんて高い!ボッたくりだ とか・・・いろいろ その施工費に賛否ありますが

当社でNoxudolで10万円以下のコースはありません

というのも 始めると

ボディ下は フルにプラスチックのカバーがされているのを外したり・・

各部品を外し

部品取り外し後の洗浄 

施工に問題がある部品を外し

各カバーを外し 施工前には

新車時の防錆処理の具合を見て「どの溶剤で施工するのが良いか?」を現車確認し それに見合う施工方法を考え

そして施工

今回メインのフロアは Noxudolの水性の#1100をチョイス

塗った直後は ブルーなのですが 乾燥すると 黒の質感の良い感じになります

乾燥してくると 青黒くなってきたでしょ??

そして一晩置いて乾燥後 

この間も 自分の中で・取り外しに~時間・養生に~時間・フロア塗装に~時間と 今まで何時間掛かっているかを考えながら作業を進める

足回り等は新車時に油性の防錆剤が塗布されていたので それに合わせ油性のNoxudolの#900を塗布・・・

ここに上記の#1100を塗布しても密着しないので

↑元々 塗布されていた油性の防錆剤 これを確認しているから 溶剤を塗り分けた(普通やらない・・・)

では なぜ そんな事したのか?? というと

こちらのクルマは 新車で

フロアの床部分は カバーされていて 油性の錆止め剤が飛んでいなく 基本新車時にしかできない #1100を せっかくなので 施工したかったから

油性と水性 もちろん 水と油なのだか  現車を見て 上手く施工すれば問題ないだろうと いうことで 今回初の塗り分けNoxudolを施工したのであった

防錆以外にも

ブレーキドラムのカバーがすぐに錆びてしまうのがこのクルマの泣きところだと いうことで

↑ リヤブレーキドラムを防錆塗装 色や質感は任せるとの事なので ブラックにブルーパールの余り色をチョイス(余り色といってももちろん製品には問題ない色です)逆に 余り色の方がいろいろなパールが入っていてキレイ!?を 塗装し 錆防止に努める。黒だと締まるし 半艶具合がオサレな足元になる。 

そして 乾燥後 組み付けとなり

 

無事に完成となるのですが・・・

ちなみに このコースの作業は20万円近くになります 

それだけの事を 出来る限りやります 

 

で こうして 作業した内容を 時間のある時には ブログで書きますが 

手を抜ける所は手抜きをします 

よく見なくても 黒いNoxudolと パーツ色の部分と 塗装されている所と塗装されていない部分とあります  部品が付いているので 制限があります また 塗る必要がある部位と パーツで交換できる部位や 消耗品の部品の部分は あまり塗りません もしくは油性のクリヤのコートを最後に塗布します。

そうして塗り分けをしているわけですが フレームのみで塗装している訳ではないので どうしても制限があります 

そこを理解頂いたお客様のみ 当社の施工を実施させていただいております

こちらのお客様は 昨年 夏?秋ごろ?ご連絡を頂き やっと 今回の施工にいたったわけでして・・・

正直 多くのお客様から 

「新車が来月納車になります ノックスドールの施工をお願いします」

と ご連絡いただいても 作業するのは 現時点では 今年の6月~となります

「なんでそんなに待たせるのか?ヤル気があるのか?」と キャンセルするお客様が多いですが 作業内容が この様な作業なので・・・ ホイホイと 対応できないのが ホントのところ。。。

そんな 

トゥインゴを納車させた後 1月にNoxudolを施工させて頂いたお客様から 一通のお手紙が・・・届いた

こちらのお客様も 昨年 ご来店頂き ご予約 約3~4ヶ月お待ち頂き 入庫に至ったNoxudol作業

ご予算的に マフラーを外す予定ではなかったのですが・・・ ボディ下廻りを確認すると 丁寧に乗られてきている感じがあったので 年数的に マフラーゴム等が硬化してしまっていて リヤバンパーを外さないとマフラーをキレイに外れなかったのですが なんとか外してですね・・施工させていただきましたが やはり制限がある中での作業 その中でできる限りを施させて頂いた作業でして・・・ それを確認すれば「ここはどうなの?」なんて疑問があるのでは?なんて施工している側は思います

だって どんなに塗ってあげたいと思っても 塗装ガンが入らなくて塗れないんだもん 付随品を外せば塗れるけど そんな事してたら・・・レストアになっちゃうし。

でも 実際にお客様がご覧になり こうしてご報告頂けたのが なによりもの実績になるわけで・・・ ありがたいお言葉です

その後 納車したトゥインゴのお客様からメールが届いていた

「「 羽鳥様

お世話になっております、OOです。

先程はありがとうございました。

オーディオの音がよく聞こえるようになり

明らかにロードノイズが減りました。

防錆に加え防音効果もあって今回施工をお願いして良かったです。

今後ともよろしくお願いいたします。 」」

 

と・・・ 

 

そんな中 お客様から お喜びのお手紙が頂けた事により

「間違いではなかった」と 実感した Noxudol作業・・・

 

と いうことで 間違いでない Noxudol これからも 半年待ち路線で突き進みます。。 よろしければ是非。。。

 

長々と・・・  ありがとうございました

 

皆様も素敵な週末を!!