スズキ ジムニーのリヤゲートの ナンバープレートの位置変更に伴い 現在の ナンバープレートの穴2つ・ナンバー灯の穴3つ・スペアタイヤクッションのネジ穴3つ・ワイパーモーターの穴1こ・ワイパーウオッシャーの穴1つ 計10この穴の穴埋め作業依頼・・

お客様曰く「穴埋めの跡は見えても構わないので できれば安い方法で作業をお願いしたい」

とのこと・・

今回 車検と 同時作業で どう 穴埋めをするかを 考える・・

・パテ埋めじゃ すぐにダメになるし・・・

・変にごまかす様なことすれば 手間ばかり掛ってしまうし・・・

って ことで いつもの方法でいくことに  これが 結果的に 早くて綺麗で経済的ってことで。。

作業開始!

↑まずは リヤゲートのガラスを外します

↑ 今回 穴埋めする・ナンバープレート廻りの穴

↑ワイパーの穴とウオッシャーの穴

↑まずは 今回 使用する工具達

右上から・ベルトサンダー大・ベルトサンダー小・鉄板・セットハンマー・溶接面

そのまま左下から・革手袋・ハサミ(緑色)・ポンチ*2・マイナスドライバー小・LEDランプ・ラジオペンチ

というバリエーション。。

で 早速に 下ごしらえ。。

↑まずは 鉄板を用意し

↑ハサミで切り ポンチでおおよその大きさをポンチする これを ハサミで丸くカットする 地道な作業

↑ナンバープレートをとめているネジの穴を埋めるので そのネジに近いサイズの蓋を作るのです。

↑ハサミでカットされた鉄板  地道ですが・・・ 嫌いではありません わたし こういう作業。。。

↑これを 穴の位置に 狩り合せ・・・ 6mmのサイズ 小さい・・・

 

↑穴よりわずかに小さい蓋にします(溶接時の熱膨張を考えて) ぴったりです。

この位の穴であれば 溶接だけで処理してもいいのですが 裏面がカビカビな仕上がりになるのと 溶接で熱を持ち 鉄板が歪んだりしますので 自社では この方法で クルマに与えるダメージを最低限度に抑えようかと・・・ この作業なのです。。

↑こんな感じで 穴の数だけ 蓋を 切り刻み作ります。。

 

↑ナンバープレートのネジと比較。。。

↑だいぶ できてきました 蓋・・・

蓋が出来上がったら 

ここからは 溶接作業・・・

↑マグネットで 仮固定して 溶接に入ります

 

↑溶接面積が小さいから 溶接も一苦労・・・ 溶接後はベルトサンダーで 溶接の余分な部分を削り落とします 

↑削った穴埋め部分 埋まりましたね~

 

お次は ワイパーモーター部の穴埋め。。 

↑こちらは ちとサイズが大きめです。

↑仮あわせ ほぼOK

↑ マスキングテープが貼ってあるので緑色ですが その下は鉄板です

↑ できあがり

↑ジャストFit!!手切りで 作りました この丸。。

↑仮 位置決めをして

↑本溶接をして 溶接部の拡大。。鉄板が薄いですから ラフにあつかうと すぐに穴があきます。。

↑溶接後 余分な部分を削り落とし

↑穴埋め終了(本当は この辺の画像は 拡大でお伝えしたくないのが本当のトコロ。。。)

 

↑ こうして 穴埋めの溶接作業は終了

↑そして 溶接した部分の裏面も確認 

↑ワイパーの大きな穴も 最低限度の焦げ具合で溶接 これなら クルマへのダメージも少ない。

↑その他 小さな穴の裏は アルミテープで仮養生をしておいたのを剥がし

↑小さな穴の裏側はこんな感じです 焦げもすくなくOK!

この後 裏面は たっぷりの錆びとめ剤を塗布

 

 

↑そして 最終は パテ整形をしていきます。

このパテ風景も見られるのが 当社のブログ ならではの 裏表 隠すことなく公表している証!!なんてエラそうに言えた義理ではございませんが・・・(なぜか 隠したがる パテ風景 それは やりすぎるからなのである 適所に適材であれば 問題ないでしょう)

今回も 今まで グレーとされていた部分を バシバシと公開していきますよ!!これが 当社の作業方法であり お客様に 安心して お車をご入庫いただく術でもございますので 仕事もいつも以上に 熱が入ります! 

また オーナーさんは これを見て頂く事により「自分のクルマはこうして治されたのか!?」と  修理時間と修理価格へのご納得と 安心もしていただけるはず・・・と 勝手に 私 解釈しております。。気分を害してしまったお客様には ごめんなさいです。

↑二回目の最終パテ整形を終えたボディ

 

そして ここからは 塗装の部門になります

↑一回目の サフェーサー  こちらは 厚塗り仕様のサフェーサー これは 錆びとめ効果 塗装面の平面化 を計るために塗るのです

↑二回目のサフェーサー(白色)を塗り 平面を出し マスキングし これから塗装 という感じ。。 ドアの開閉時の 取って もこの時点では外されております。

この後 塗装となり

 

   

↑ 完成~~

いかがでしょう??

 

ということで ここまでが 穴埋め スムージング作業の おおまかな 流れですが いかがでしたでしょう?? 片手間で出来そうな作業と思われがちですが 結構 いろいろあるんですよ 穴埋めって・・・ 。。

 

 

と 同時に お客様に「磨き」の事で ご質問をいただいておりまして 今回 ボンネットだけ お試しで 簡易的に磨いてみて 後に よければ 全面磨きましょう ということで

↑1/3手前部分だけ磨いてみましたが 違い わかりますかねぇ??

   

↑これは 簡易的に 部分だけ磨きましたが この後 ぼんねっと一面を究極!?磨きを施工。。

ちなみに この磨きに使うコンパウンドは 最終仕上げ用のものを 使います。 水垢がすごいから といって 荒いコンパウンドでは 塗装面もむやみに削ってしまうことになりますし・・・ 結果 また 水垢の付きやすいボディにしてしまう原因でもありますので。。

この磨きも 当初 お客様は 「簡単」に済むと思われていた様子ですが 「簡単に荒い研磨剤等で 水垢を取った結果が 今のボディになっているのです」と ご説明させていただき お客様の前で 磨いてさし上げて「磨き」とはを 再認識して頂き 今後の ボンネットの経過次第で ボディ全面を検討される ということで 納車となりました。。

でも こちらの車両 まだ 塗装膜はしっかりしているので  一度綺麗にしてあげることにより 綺麗になります。

 

なんにおいても ボディを痛めずに 仕上げるって 一台一台 状況や材質が違ったりと・・・常に勉強になります。。

 

本日も 長々と お付き合いいただき ありがとうございました。。久々に書いたな~ って 本日です。。

 

 

 

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