おはようございます

ハローワークから電話

「まだ募集はされてますでしょうか？OOのハローワークです」

と求人依頼の電話

わたし「はい　詳細を」

ハローワークH「え～年齢は7十ｳﾝ歳で塗装経験のある方で～」

わたし「え！？七十云歳！？もう80じゃない！」

H「見た目は全然お若く見えます　若見えファンデです」（ファンデはウソですが　お若く見えますと言われた）

わたし「そうじゃなくて　見た目じゃなくて・・・」

と　ここで　私は　次の問題をクリヤしないと　この時点で読んでいた・・・

わたし「で　塗装って？？？」

H「はい　建築塗装を50年　ご自身で経営もされておりました　はい」

と　自信満々にｱﾋﾟｰﾙするのである

わたし「あのぉ・・・」

H「見た目若いし　やる気はありますし・・」

わたし「じゃなくて・・・」

H「はひ？？」

わたし「建築の塗装と自動車の塗装は全然違うんですよ」

H「でも　ご本人は　大丈夫だと・・　スプレーガンも使っていたし　塗装の事は　とおっしゃっております」

わたし「ですが・・・　違うんですよ」

H「ちょっとまってください」

と　横にいる本人に・・・「塗装と言っても　クルマなのでTEJ)EWJIDF)~TE$(UR()W)($」　「大丈夫？できる？」

H「大丈夫だそうです　理解しているそうです」

わたし「え・・・　無理・・・・」

H「なんでです！？　やる気はあるし　塗装は理解されていると・・・」

を　数回繰り返し・・・

わたし「では　いいです明日10時に　面接を　でも　本人に伝えてください　無理だから　って　時間の無駄だよ面接してもいいけど」

H「結構です　本人も理解しております　話だけでも　話だけでもぉ～～～～」

と　いうことで　翌日　面接にきた

まあ　いうまでも　ない・・・　無理だ・・・

以後７ジュウ云歳　7「ヤル気はあります　手元でもいいから」

わたし「無理だし・・・　見習にやらせる様な仕事今ないし」

7「塗装は理解しているから」

わたし「そりゃわかるなら　無理でしょ」

7「自動車塗装は　塗装界でも最高レベルの塗装　それを経験したい」

わたし「年齢的に無理だし　教えられない　例えば　貴方が今から5年修行したら80歳超えるんですよ　塗装ですよ　調合は？眼は？　わたし55歳ですが　30歳の時のレベルより体力落ちているのは分かるしここからプラス20年とか考えたら　働ける自信ないですよ」

7「でもどうしても　どうしても・・・　手元で　塗装前の足付け水研ぎでもいいから」

わたし「なめるな」

7「なめてません」

わたし「そんな簡単に言わないでくれ」

7「舐めてません　難しいのはわかってます　」

わたし「では　他に・整備ができる　とか　・電機関係が得意　とか　・車検に行ける　とかありますか？？」

7「・・・　塗装がしたい」

わたし「では　仕事しにきてもいいけど　現場仕事はない　見ているだけ　お給料は払えない　それでも　この業界に　というなら・・・OKです　　だけど　洗車とかからですよ　それがあっての塗装ですから」

7「・・・えっ・・塗装」

わたし「そりゃ無理です」

わたし「よし！わかった　私は　平日の昼間はこうして　出入りがある　本格的に仕事ができるのは19時からだから　19時から0時ごろまで毎日やっているから　19時から来てもらえれば　仕事じっくり見てくれていい　それなば」

7「えっ！0時！？」

わたし「はい　それが仕事です　我々の・・・それ以外は　こうして今じゃないけど　こうして時間取られるし・・」　

7「・・・」

7「ちょっと夜来れるか考えて　来られる様でしたら連絡します・・・」

と　お帰りいただいたのですが・・・

ここで　言われそうなのが　「70歳過ぎ　80も近い人材を雇えないのになぜ？？」と　思われるでしょう　　

ハローワークとのつながりもある

その人が　どんな7ジュウ云歳かわからない　例えば　塗装以外に趣味で　特技があれば　配線や電子関係をやってもらいながら塗装でもいい　　今井さんが来たら　速攻でやってもらいたい案件あるし（他力本願・・・いや　それが仕事です　ちなみに今井さん御年63だそうです　現在）　今井さんにカングーを・・・　あ・・　すみません　やりますよ　やりますよ・・

とか　あるじゃないですか・・・　だから一概に「ダメ」とはいえないし　どんな才能がある人かわからないし　ね・・　ね・・

 

と　いうことで　55にして「いつまでこの仕事できるかな」と不安になっているわたし・・・ふと　逆を考えたら・・・　70過ぎて建築塗装へは行こうと思わない　その道は　同じ塗装でもまったく違うと思う　そんなに甘くないだろう　　そもそも　そこまでの気力があるか！？　日々　この仕事に未練がない様に全力を尽くし　今日も　そして日々頑張ろうと思う

人生の先輩に　自分の未来を見つめなおす時間を頂いた様なきがした・・・

お金と心に余裕あったら　ボランティアとか・・・　地方の温泉の掃除係とか・・　ホームセンターの清掃しながら　お客さんの　どれ買ったらいい？に答えるのとか・・　　なんか　細々とでも元気に　人とふれあって死んでいければなんて思うな・・・　もう　重い荷物はいらないや・・　重いのはﾊﾞｲｸだけでいい（笑