昨日の作業を経て 次に 塗装作業に入ります

塗装では ・足付け(色が剥がれない様に塗装面をヤスリがけみたいなものです)・マスキング・塗装・乾燥・磨き

といった順に作業を進めます。

そして完成となるわけです

 

   

↑完成時の画像ですが・・・写りが悪いのは 角度が悪く・・・すみません。。

要するに ここまでの作業を「何時間で どの様に作業するか??」だと思うんですね

「今日は作業するクルマが無いなぁ~」という工場に この仕事が舞い込んでくれば¥5.000-でもいいだろう。(実際そうして価格を落としている工場さんもあるから 厄介なものだ(適正価格が完全に崩れる))

だが 常に台数を抱えている工場だったらどうだろう?? 

「ここまでの作業をするから 当社では¥OOO-ください」といったところで クルマ好きなマニアな人なら理解してもらえますが  ごく普通に車に乗られている人々であれば 「そんな 内容なんてどうでもいい 直っていれば そんな手間よりも安くして欲しい」 というのが本音

そんな中でも 実際は「安く修理して 修理跡は大丈夫か?」「後々支障がでてきては」と 心配されるお客様が多いのですが・・・ であれば 「きちんと修理しておいた方がよろしいのでは?」と 言うしか わたし共 ご提案できないのです・・・

そんな 心配事の原因は やはり「見えない作業」が多いからではないであろうか??

今回の修理にしても 当初のキズ取り研磨を簡単に済ませ傷部にパテを盛り付けて成形 という手もあるが 仮に この次 この同じ部位をぶつけたときには パテ「ごそっ」っと落ちる・・・そうすると次回に手間が掛かるし 同じDrが修理すれば良いが作業者の手が変われば「酷い修理してあるなぁ~」とか 言われるのがオチ・・・な訳で・・・  だからと言って わたし自身も この修理に かなりの制限があれば ここまで手を掛けることができなくなりますしね。。 うむ・・・ 難しい。

 

「お~ 上手く直しておくからさ~」と修理工場

で お願いし 取りに行くと なんだか 約束と違う納期や仕上げや価格・・・と 

それで交渉すると逆ギレされて・・

なんて よく聞く 工場さんとのやりとり・・・

 

そんな「見えない部分」を 明らかにしていくのが 私の使命だと いうことで こうして 公開することにより これを見ている皆さんに 少しでも 「板金塗装修理」のみえない部分を見て頂くことができれば と考えております。決して「自分で修理するヒント」や「価格交渉をするお手伝い」みたいな ことではないこと ご理解いただきたい それだけに「手間が掛かって作業をしていること ご理解いただきたいし またそれを 興味のある人には知って頂きたい」 と思うのです。

って こうして文面に書いて説明するのも一つのアピールなのですが  

お客様には分かりにくい部分とはいえども お車をお預からさせて頂き 修理が上がった際 確認してもらうと お客様は 塗装で隠されている内面の下処理を実際には見えていませんが 心の中ではその仕事内容はわかっている様な気が私 します。「私共の対応身の振る舞いや立ち回りを お客様はしっかり見ているのだ」と 思います。 そんな「見えない仕事」をする私共こそ「オラオラ」で仕事をしてはいけないのでは??と私は考えます。

 

明日は

「ボカシ塗装の 行く末」

を お伝えしますね お楽しみに。。