GWに突入して 連絡があり 以前から「そのうちお願いする そのうちにお願いする」ってた 「バイクのシートフレームを溶接して」とのご依頼

バイクは↓ 

http://www.honda.co.jp/HRC/products/machine/nsf100/

のシートレールの溶接。。

現在エンジンはOH中で溶接するなら今がチャンスって事で入庫

  

↑こんなバイクです 以前 当社で塗装させていただいた車両で ステッカーを貼っていただいておりまして・・・ありがとうございます。

 

↑コレが現在

本当は↓こんな感じで後部までフレームが延びているのが 通常なのですが・・・

軽量化とかいって 切ってもらったらしいのですが「切りすぎてしまった様子で・・・シートがきちんと固定されなくなってしまった」とのこと んでもって サーキット走行中にシートが「ガクッ!」と落ちたそうで・・・ 本人曰く「死にそうになった」とのこと。。

 

でもって 今回部品を持ち込み頂き「それを切って溶接して」との事なのですが。。。

 

↑まずはこれの必要な部分と不必要な部分を切り取ります。あたりまえなのですが ここで切りすぎては NG 切りすぎちゃうと芸人スギちゃんのコントになっちゃいますからね~ スギちゃん 面白いですね~「スギちゃんさぁ~フレーム切りすぎちゃったぜぇ~ワイルドだろぉ~」って最近のお気に入りです。。

↑「ワイルドだろぉ~」と言わんばかりに 切り切りしました。

これを まあ溶接するのですが 普通に巻いて溶接する位では強度は保てませんので 考えた末 パイプ内部に合う内径のパイプを巻いてあげる方法にて溶接をすることに決定 こうすることにより外径はかわらずにしかも強度を保てる という方法。

↑こんな感じの中に入るパイプを・・・

↑こんな感じで中にパイプを入れて

↑被せます

でもって 溶接ですが そのまま溶接したのでは強度はでませんのでパイプ各部に 数箇所の穴を開けて 

この際に注意するのは 左右の高さを水平に保つこと そうでないと 後ろから見たときに 曲がって見えてしまいますからね

↑きちんと水平も見て 溶接していきます。

 

  

↑この様に溶接

これを削って・・・

↑作業開始からの 研磨後の鉄粉がこんなに・・・

そして塗装です

塗装は錆び止めと美観を求めての塗装

   

↑はい!完成。。

キレイになりました

今月の20日にはレースが控えているとのことで・・・ 気をつけて乗ってくださいね。。