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早いもので 梅は花を咲かせ始め・・・

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↑サクラの芽も大きくなってきまして・・・

一年って 本当に早いと思う 歳をとった今日この頃・・・

 

このお休みは ちょっと考えさせられる出来事があり・・・

その1 

M氏「父親が自動車板金塗装業をしていたが 他界  自分は息子として後を継ぎたいが経験がゼロから そこで 話を聞いて欲しい」

と・・・

わたし「お時間はそんなに取れませんが 軽くでしたら・・・」

ということで ご来店

M氏は全くの未経験 だが「クルマが好きで 自分も趣味性の高い車に乗っている」

「昨年末 父親が他界し 今はお店を閉めているが いずれは自分が・・・後を継ぎたい」と 30代の息子さん

そこで いろいろ聞きたいことは山ほどあるが  「何か アドバイスはあるか?」 と ご来店

まず 私に聞く時点で間違えている(笑 (笑ってはいけないが 変態だからだ)

 

わたし「ほ~未経験ですかぁ~ でも やる気があればできるでしょ!」

M氏「ほぅ・・・」(この時点で「他人事みたいなこと言ってるし・・」みたいな)

わたし「例えば 塗装に関しても 今はマニュアル通りやればキレイに塗れる時代(また詳しく説明しますね)」

「板金に関しては 技術的な部分はあるが 昔ほどは難しくない」

M氏「はぁ・・」(この時点でもう あっけに取られてます)

わたし「ただ職人が自分の拘りだかなんとかで「めんどくさく」しているだけ」

「だから やる気次第で何とかなる  ただ Mさん 救いなのが「自分が車が好き」ということではないでしょうか?」

Mさん「ありがとうございます」

わたし「ですから その「どうして欲しいのか?自分がこのクルマのオーナーだったら?」の気持ちがわかるだけ それを生かせばいいと思いますよ」

昨年末にも書きましたが 「私でよければ 聞いてもらえるならば 半年でキレイな塗装ができる様にしてさしあげます。」と お伝え。

わたし「あとは こうしてMさんなどが来ていただく いつもの日曜日 お客様が来るのであれば 休みウンヌンは別にして「店を開けること 」「人に劣るのであれば 人の倍 学べばいい それでもダメなら更に倍やってみたら??」私はそうしてここまで来ましたので 「職人がどうだ・・」とか「腕に職をつけるまで・・」なんて無い 本人次第だと思いますよ  だから Mさんが本当にやる気があるなら 私の手のウチを全て明かします その代わり 一緒に寝ないで作業しましょう!」

「とにかく 今 お店を閉めてしまっているのがマズい・・・ Mさんを頼りにしているお客様が居ると思うから 一日でも早くしたほうがいいですよ」と・・・

と お伝えし お帰り頂き 一件目は終了

 

その後 

取引先のクルマ屋さんに 請求書を届けに行った際 

社員さんIさん「あの~すみません ちょっと聞きたいんですが」

わたし「はい~」

Iさん「あの~昨年末 お宅で仕上げてもらったクルマを今 販売してまして展示しておりますが~」

と・・・ 

「仕上りが~」とか「色が~」とか「ここの仕上がりが~」と  クレームか・・・と ビクッ!っと・・・するわたし

わたし「はいっ」

Iさん「何で仕上げました」

((わたしの心の中「うわっ!来た・・・仕上げが悪いのか!?」))

わたし「普通に磨いて~」

Iさん「いや・・・ こうして展示してあるクルマを週に一回 洗車して展示してるんですが お宅で仕上げてもらった車両は 何度洗っても ボディの艶が 全然良いのですが 何してるんですか?コレ」

わたし「ボディの上をコーティング剤でツヤを出すのではなく 塗装面から磨き上げ 塗装本来のツヤを出して 最後は簡単にコーティングをしているのでそれで艶が良いのかもしれません」

と・・・ 俗にいう「中古車仕上げ」のクルマだったのですが・・  これにも 少しのスパイスを効かせて仕上げることにより 展示した際に「見栄えがよく」なる仕上げ方がある 

「中古車だから」とか「持ち主が居ないクルマだから」と簡単に済ませると それは仕上りにも反映するし 展示しても「見栄え」しないので 売れにくい

ですから そのお店の展示車を見て「あそこに展示されるんだから ここの部分は言われていないが ちょっと簡単に最後 キレイにしといてあげたほうがいいな」 とか 本当に簡単な仕上げをして 納車するだけで 全然「見栄え」がかわるのです。

そこのお店のスタッフとそんな 会話で「仕事っていうのはやはり手を掛けた分「見られている」と実感した出来事が 二つ目の出来事・・・

 

そして 会社に戻る途中 近所の 工場の同年代の社長さんに バッタリと会う

わたし「社長~ 日曜日だから ちょっとお茶でもしますか??」

I社長「お~ いいですねぇ~」

と 缶コーヒーで お茶会・・・

そこで いろいろなお話をさせて頂き

I社長「私はね ①に社員 ②に仕事  会社は社員さんがあって成り立つもの 仕事の仕上げよりも 社員が「ウチの会社に居てよかった幸せだ と思ってもらえることが一番 それがなければ 良い仕事はできないし やりがいが無い それが仕事の仕上りにも反映する」

「だが 大切な社員さんだが 一番大変なのも彼らなのである 一つ間違えると私が攻撃されてしまうし・・・大変だねぇ~アハハ~」

と 私 見習わないといけない ところが 沢山だ。。。

いろいろな 話を わずかな時間に させていただいたが 良い勉強にもなる・・・

これが 三件目の出来事・・・

 

まぁ 別に 何のリンクしない三件の出来事でしたが・・・  いろいろと 私自身も考えさせられる出来事でありました・・・

仕事の仕上がりを取るか?社員さんを守ることをとるか?会社を守る事が一番なのか? なんだか極端な お話でしたが・・・・

 

 

と いうことで 今週は寒い一週間になりそうですが 元気にいきましょう!!