リオ リオ リオ

と オリンピックが始まりましたね 

TVが面白くなってきました。。

 

 

 

と 今日は寝坊なのでさっそく本題に 

燃料ホースの交換だけで終わる予定のクルマ

またも 最後の清掃の際 みつけてしまいました。

カーペットの下にひかれた新聞紙を・・・

「車内に水が浸入する」のだと・・・

そういえば 言っていた お車預かり時に・・・ 更にさかのぼれば 一番最初にお問い合わせ頂いた時には「雨漏れがする」というご相談だったことを思い出す。。

 そうこうしているうちに 半年が経過・・ ガソリンパイプが破裂して緊急入庫

で お客様曰く「雨漏れは具合よさそうで 症状が出ていない様な・・・」 ということで 雨漏れに関しては私も気を置いておりませんでした。

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なんとも 納車日和な猛暑の中 納車準備です。。

 

で フロアマットと新聞紙をどかしてみても 水漏れ感は無い感じ 新聞紙も濡れていないから Goodかな なんて思ったのですが「確認だけはしておこう」ということで

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車体に付いている フロアマットを剥がすと

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フロアマット下には防音マットがありますが これまた吸水性抜群のマットでしてですね・・・

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濡れていますね というより 水でビタビタです・・・

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良くみれば フロアマットはビニールコーティングしてあり 水を通しにくい構造 限界が来ると表面に水が じわ~っとにじみ出るんですね。。だから 限界がくるまで 足元の表面に水は出てこないのですね  ということは 雨漏れしてるな?と思ったときには 相当な水が浸水しているということですね。。

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水を含んだ 防音 暮雨熱シート  いわゆる「マットレス」みたいなもんです

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水をたっぷり含んで 気温35度でも 乾きません・・・ 

 

ここで お客様に連絡 

「納車の準備しておりましたが 雨漏れが酷いので 見させてください」

お客様「OKです 雨漏れは直して欲しいので見てください是非」 「順番もあるでしょうからいつでもいいです 急ぎません 「まだか!!」とお怒りのお客様を先行で作業してあげてください 私も接客業やっていたので それは重々わかっておりますので 私のは後回しでいいです 見ていただけるだけでありがたいです」

と・・・

涙がでてくる様な 「お客様からの信頼度」 たまりません。。 新規にもかかわらず お客様・・・ 私を信用していいんでしょうか??一番危険な選択肢かもしれませんのに・・・

 

とりあえずは ここまで クルマを納車準備まで持ってきているので 雨漏れの 原因を探りますか

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水が溜まっておりますね。。

こういう時に疑われるのは・フロントガラスの合わせ目 が大きな原因と考えられがちですが 私の経験上 あまり フロントガラスの合わせ目から浸水 という経験はありません 

ほとんどが パネルとパネルの継ぎ目の防水シールからのケースが多いのですが クルマと症状により その原因はわかりませんので

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とりあえず ワイパー周りを外しましてですね・・・・  多分この辺りから水が入っているのだろう と・・・

 

そして バタバタとして

夜になってしまい 作業再開 

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水道の水を 各部から流していきまして

水は上から下へ流れます 雨漏れを確認するときには ボディ下部から上へと点検していきます そうしないと 水漏れは判明できても「どこから??」がわからないからです ここの水を流しテストする作業が この雨漏れ修理のキモになります。。

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ガラス? ダッシュパネル? どこから水が流れて何処へ行くのか?どこから浸水か?

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室内を覗き込む・・・・

が・・・ わずかながら水が入るのはわかるが・・・ 決定打はみつからない・・・

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少しずつ・・・ きた・・・・  ブレーキペダルの奥のダッシュパネルから水が つたって落ちてくる・・・

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水が入り始めると一気に水浸しに・・・

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ペダル奥のパネル付近・・・

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ボディの各部を通り流れてくるので わかりにくい・・・

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雨漏れ付近の穴に高圧エアーを押し込むと・・・

その後 水の経路が確保されて 今まで以上に水がジャバジャバと入ることを確認。。

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ハイ おおよその原因判明

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ダッシュパネルと ホイールハウスの継ぎ目部分 ブレーキブースター裏付近のシールからの漏れかと・・・

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ちょっと掃除しただけで 防水シールが経年劣化でボロボロに・・・  これゃダメだ・・・

 

ということで 原因がわかりましたので ボチボチと修理をしていきますので 今しばらくお待ちください。。

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外したカウルパネル付近の防腐処理や 清掃もついでに作業しよう

この「雨漏れの修理」の水の浸入口を見つけるって ほんとうに難しいのです 

確実に判明させることができずに「ここであろう??」と予測して処置を施し その 読みが失敗すると更に迷宮入りしてしまうのが「雨漏れ」の修理

今回も きちんと「どこが どうで なんで水が入るのか?の原因が掴めました」ので ご安心ください

と いうことで オーナ様 今しばらくお待ちください  室内への浸水の原因は確実につかめましたので。。