「本当に 本当に お待たせしてすみませんでした」 と ただただ お客様に謝るだけです。。

今年最後の 話題は 昨日 今年最後の納車になった この一台。。

 

まずは 入庫時 作業前の画像

↑ ボンネット・ルーフ と クリヤ層が剥がれているのです。。

 

確か 今年の夏頃だったっけな  お客様が ご来店

「すみません ちょっとクルマを見て頂きたいのですが・・・」

と 非常に穏やかな感じのお客様 

クルマを見ると「気合の入っている トヨタカリーナ」

「気合の入っている」といっても 改造してあるとか ではなく あくまでも「オリジナル(販売当時そのまま)を保っている非常にコンディションの良い」といった意味での「気合」です。 穏やかな性格に見えるお客様のとは逆に このクルマに賭ける熱い情熱は半端ではないと察知しました。。

私「うわぁ~キレイに乗られてますね~~ 」

お客様「これ なんですけそ ず~っと乗ってるんだけど 各部が痛んできて 全塗装をするか どうしようか悩んでおりまして・・」

と・・ 私は即答で

「全塗装はもったいない!!」

と 勝手な自分の見解から答えてしまいました   ボンネット 屋根 塗装わずかな 部分以外は 非常に程度の 良い このクルマ

私「いや~ これ 痛んでるところ以外は塗ってしまうのは もったいないですよ」

お客様「ほ~ そうですか~」

私「お客様は どの様にされたいのですか!?」

お客様「できれば オリジナルを守りたいのだが プロのご意見をお聞きしたく」

私「オリジナルを守りたいのであれば 痛んでない部分は塗るべきではありません もったいないです!」

お客様「ほ~」

なんて やり取り と 数回のお客様のご来店とお打ち合わせの後に 10月末にご入庫頂いた お車なのです。

入庫までの 数ヶ月 お客様が何度かご来店頂く折りに私は「うむ 程度が良いですね」と連呼する位にコンディションは最高に良いのです このクルマ 

聞けば 屋内保管でもなく 普通に・青空駐車の 雨天使用の ごくごく普通に使われている車なのである という事実を聞いて更に驚き な一台なのです。

でも 正直 ここまで「熱い魂が入っている車を作業するのって 本当に怖いのが本当のトコロ」です だって 日本に一台 世界に一台 といっても過言ではないからです  どんなお客様のクルマも世界で一台ですが  古くなればなるほどに 「何かあったときの保障」ができないのです  そんな思いをお預かりする ということを 頭に入れて お預かりです。

お客様「仕上がりはいつでも結構ですから」(と この お言葉 が一番プレッシャー(笑 なのですね~)

 

 

と 作業に入ったときの画像です。

↑この様に 痛んでいる層を削り落とします

できるものであれば 薬剤を使っての「剥離作業」なのですが それは ガラス脱着等の 作業が追加になる上 そこまでになれば 全塗装してしまう位になってしまうので  とにかく オリジナルを守る 為にできる事を100%いや・・120%をしていくのです。

 

 

↑でもって こちらが サフェーサーを塗布した後  ボンネット先端部の色が違うのお分かりでしょうか??これは歪みを取り 再度サフェーサーを入れた後なのです こうして 幾度に渡る下処理をしていくのです。。

 

と・・・ 

今回のブログで 全部をお伝えしようかと思っていたのですが 無理ですので 12/30 本日は片付けをしないといけないので この続きは 後日 続編を設けます!!

 

うむ ・・・ もっと短編で きちんと書ければよいのだが・・・ 不器用ですみません。。。