昨年末は サフェーサー塗布で 終わったこの車両

ちょっと時間が空いてしまったので 昨年のブログとあわせてみてください。

一度サフェーサーでのマスキングを剥がして サフェーサーをサンディング(ヤスリがけ)をし その後 キレイに清掃をして からいよいよ 本塗りの支度

 

 

 

 

 

 

↑塗りあがりの画像です。

こんな感じで塗装は終了し 乾燥~磨き~組み付け~清掃~最終磨き~完成となります  ここで リヤフェンダーの部分なのですが 昔修理した際の「ボカシきわ」が出ていましたので プレスライン下で 目立たぬ様に クリヤ塗装を施しました。(このあたりの詳しい内容は お預かりの際にご説明させて頂き 当社では作業させて頂いております)

 

↑後で追加作業となった「スカートパネル」の石飛!?もこんな感じで下地まで処理して 塗装

 

 

そして完成

 

↑「バンパーのガンメタリック部分も塗装をして」との事での塗装 こちらは 元々の質感が半ツヤっぽい感じでして・・・ 通常に仕上げてしまうと ツルツルな質感になってしまうので これまた お得意の質感出し塗装にチャレンジしてみました。 画像では伝わりにくいですかね。。

 

今回 ルーフ塗装の際の 「ガラスの際」の処理も心配でしたが 最終的には「トリムテープ」を使用することにより上手に回避できました。

 

 とにかく 全てをパーフェクトに仕上げようとすれば 全ての部品を外して 作業してしまえば良いのですが それでは 「あれも交換 これも外すとダメになるので~」なんてことになると 10万円が15万円・・・それが20万円 と・・・・ それをしてしまうと最終的には どんなクルマでも 全塗装で50万円はくだらない作業になってしまいます。

「とにかく やれるだけやってしまって完璧に」というお客様も時折いらっしゃいますが  最近は その「完璧」を嫌うお客様も増えてきてるのが事実。。。それはですね 「完全に外して作業すれば完璧に近くなるのですが 今度はその際に一度脱着した部品を同じ位置に正確に取り付けても 新車時の「味」が崩れてしまうのが 嫌だ」という お客様が!! この休み明けにも入庫する お客様の中で そんな プロ的な感覚のお客様も最近多くなっておりまして・・・

そのお客様は 新車の外国車で お客様曰く

「仕上げ方法には 部品の脱着等あるのでしょうが 完璧に全部外さず 松・竹・梅の仕上げ方法があるのであれば「竹」でお願いしたい 補修塗装ということでは完璧に作業してもらいたいのだが 新車時の「味」は崩してほしくないんです!」と・・・

正直 私 驚きました このご意見には 

私の心の中では「このお客様 よく知ってらっしゃる・・・参った・・」と思いました。

細かい事をいえば 締め付けトルク一つで ボディのキシミ音や乗り味が変わってしまうのが クルマなのです。 「新品に交換すれば」「完璧にすれば」 100%」ではないと私は考えます。そんな 考え方なお客様が ここ最近多くなってきた気が・ 

うむ・・・ 相変わらず 今年も 自動車修理の深い深い ツボに新年早々 ハマっていきそうなお話で締めくくることになりました。。

 

話は戻りまして

完成のご報告をさせていただき その際のお電話でも「期待しています 楽しみにしています!」とお客様

それだけに熱い思いがあるのだと。。。

お引渡しは12/30夜の時間で しかも天気がよくなく残念でしたが  改めて 昼間ご確認頂いて ということで 無事に納車となりました。

今回も お客様にいろいろとご理解を頂いた上での作業 感謝しております

ありがとうございました。。