おはようございます

 

今朝 ツイッターで見た とある 炎上クラシックカー乗りの人のツイート

「クラシックや特殊なクルマを修理に出す上で 故障に関する詳細な症状を店に説明しても おおよその故障個所や大体の修理期間 概算での見積りも答えられず 開口一番 断固として「見てみないとわからない・・・」と答えてくる店は 地雷率高め」

と・・・ 続いて

「そのカテゴリーを得意としないであろう店は「見てみないと分からない」と答える傾向があった(経験談)普段から入庫の多く膨大な経験数をこなすその道の老舗ほど ある程度の見当がつき 各パーツに関する流通状況も把握しているため 具体的な提案をされる(今の主治医はここ)」

 

と・・・ ツイートがあった

いやいや・・・ このクルマを預かりから 作業にあたるまで  まさに 我が社「地雷率高め」じゃないですか!?

「みてみないとわからない」 これ私の良く使う言葉・・・

そんな 地雷を 本日もお客様と 踏み続けていきたいと思います。

そりゃ 同じメーカーのクルマばかりやってたら 即答で 答えられるだろう・・・ 

我が社の様に 先代から継いだ会社 借金もなく 悠々自適に経営できるなら 好きなクルマを徹底的にやるけど そうもいかない工場も多いのよ・・・それ現実よ 

でも そんなクラシックに乗っていて 主治医が居ないって どうなのよ!?って思う・・・ 

今回お伝えしているピアッツァのお客様の様に 主治医が病気になってしまって なんて いうのであれば「あら大変」ってなりますが 修理を出す度に トラブルを起こしているユーザーだったりすると・・・常にトラブルを起こし いろいろな店を転々とする そんな裏話もありますしね ふふふ。。。

お互い 人間です  間合いや距離感ってあるじゃないですか??

「金はいくらでも払うからやれ」と言われても 逆に怖いし・・・

そこは お互いにね・・・ って 

本日もいってみたいと思います。

 

 

さて 大きな部分の不具合の修理を終えたクルマは 今ひとつ 息継ぎするエンジン

普通だと「これで乗ってみて」と 納車となるだろう

とりあえず 走る事はできる様になったのだから・・・

でも 納車とするには ちょっと 調子が良くない・・・

から・・・ 次の不具合個所を探す・・・

ここからは 画像はない・・ ちょっとね 真剣に作業しちゃったのよ・・・  

どこかから「二次エアー」を吸っている様子

これは 人間でいうと 肺活量を計るのに 口から思い切り空気を排出しなくてはいけないのに鼻から排出してしまい 適正は肺活量を計れない 様なもの・・・

エンジンが 適正な所から空気を吸い込めないと 不調になる 

そんな症状がうかがえる様な感じ・・・ とりあえず見てみよう と ・・・

で 劣化いしていて 交換した バキュームホース

切れてしまっているホース

ヒビが入ってしまっているホース それにより 空気漏れを起こしている 吸気系等

とりあえず 確認できる所のバキュームホースを交換して  エンジン始動すると だいぶ調子良くなった エンジン

だが・・・

まだ 「完成しました!!」と 自信をもって お渡しできる状況ではない・・・

お預かり時 お客様から「スパークプラグとプラグコードは交換してますから」と聞いていたので エンジンに火を飛ばす「点火系は問題ないだろう」と 思っていたわたし 

でも いろいろ見ても わからない 

から 

初歩に戻り 

「スパークプラグを確認してみよう」と 先日書いたこの記事を読んでいただきたい 

ちなみに適正なプラグは こちらだ

その後 冷却のバイパスバルブも傷んでいたので交換(これはエンジンの調子に直接は関係ない)

この後 クルマは 調子良くなり とりあえず 完成 

お客様に乗って 様子をみて頂くことになりました

 

今回交換した部品↑

 

先週末に納車させて頂いたクルマ  その後 調子はどうだろう? すごく調子良くなったと思うのですが・・・ 

お客様は地雷を踏んだでしょうか? 私が爆発させたのでしょうか??