こちら いつものお客様の LBセリカです。

今回は 以前から お客様が気にされていました

「ガソリンを入れる ガソリンキャップからガソリンが漏れてきてしまう」という お悩み。。

まぁ「ガソリンキャップ」の不良か「暑いからどうしても圧力が掛って」とか「ガソリンの入れすぎでは??」とか いろいろな意見がありましたが・・結局南極 かれこれ数年が経過しますが 一向に良くなる気配はなく・・・

今回の入庫メニューは

・ナビの車速センサー拾わず・・・

・左リヤ部よりキシミ音

・ガソリンの噴出し

を 修理する という内容。

 

まずは 車速センサー  

こちらは センサー交換と補正により クリヤ

 

・左リヤキシミ音

↑スプリングシートからの音なので ゴムマウントを取り付け こちらも解消!

 

そして ガソリンタンクの圧力抜けない 修理

   

 

疑うべきは ・エアー抜きが機能していない

でも気になるのは キャブレターへ送られるガソリンの余分なガソリンをガソリンタンクに戻す リターンのガソリン

この辺りも最初から改造されていたので リターンをしない方法に改良

これで大分解消はされたものの・・・ やはり タンクのエアー抜きがきになる・・・

  

↑ボディが白というのもあり 気が付くと ガソリンが漏れていて 黄色いシミができてしまっているのです

 

もうこれは覚悟を決めて ガソリンタンクを降ろそう。。

 

まずは

ガソリンタンクを降ろす

これは 今までいろいろとチューニングされてきているこの車両 「何が?どうなっている??」のかが全くわからないので まずはモノの構造を理解するのと同時に不具合がないかを見ていく。。。

はいはい・・・だんだんわかってきましたよ・・・

燃料ホースに

エアー抜きのホース

このエアー抜きのホースを追ってみてみましょう!

後ろから~このホースが前へと~ 見逃さない様に追いかけます

車体中央部ミッションの下辺りを通り~ 段々見難くなってきてる 見逃すな~~

あれ!?

  

みにくい・・・ でも 何かおかしい・・・画像でお分かりの人はもう居ますね・・ガソリンタンクの後ろ部分から エンジンルームまで伸びていなければいけない エアー抜きのパイプが クルマの中央付近で切られているではありませんか!!

ホースをボディから外してみますね

 

ここは 助手席の足元付近です。。。ちょうど この下あたりのフロアです。

パイプを下に降ろしてみました

 

「なんでやねん!!」 パイプ先端部の画像ですが コレは パイプをハサミで切った跡が・・・なんでこういうことしてしまうねん!!

では ホースを元の形に戻しますね

ほらっ! きちんと丸いパイプになった~~

 

これで蘇った エアー抜きパイプ

  

最後はきちんとパイプを丸くして 整えてフィニッシュ!

そして切られてしまったパイプにホースをつけたし フロント部まで 配管をきちんと引きます。

そして 作業完了。。

 

でもさ こんな風に 途中でパイプを切ってしまうなんて 誰も考えないから 余計に手間を食ってしまったこの作業・・・

こんなこと しちゃいけませんよね 。。。

とにかく マニュアルにないトラブル 「まさか!!」と思う事が 当たり前に起こる現実 笑えません・・・

恐れ入りましたわ。。

 

ということで  異音なく 安定したガソリン供給  タンクの圧力もエアー抜きからきちんと抜け ガソリンの吹きこぼしもなし と 解消した セリカ  これからも まだまだ走ってくれることでしょう。。