ラインが決まったところで　次は実車への加工が始まります。

なんとなく500Eのプレスラインは把握しておりますが　改めて確認すると　ﾌｪﾝﾀﾞｰのﾎｲｰﾙｱｰﾁ部のﾌﾞﾘｽﾀｰ感というか張り出し感は　かなり大きい感じで「ﾌｪﾝﾀﾞｰを切らずしてどこまで加工ができるか？」というのが　いまだ未知の世界。

早速に現車に手をつけます。

　

↑まずは　右側から　始めます

↑まだ　形は完全に確定していないので500Eに近くするべくたたき出し　するも　イマイチなラインが気になるところで･･･

　　

改めて　今回　お客様が希望する形の「ベンツ　Ｗ124　500Ｅ」を検索しＷｅｂ上で確認するも　「うむ･･･形が違う・・・」

と調べているとhttp://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g94960641　こんなエアロも出てたりして･･･

「コレ付ければいいじゃん！」なんて思ったりしてみたり･･･してみたが　現車はこの後継モデル･･･つかない･･･

よくよく見るとこのＷ124型　と現在作業している車両のフェンダー自体の全体的なラインって全く違うじゃないですか！！

と　ここで改めて思う･･･　「これゃ難しいかも」と。。。

 

でも　作業か開始してしまってるし･･･何とかしないといけない　って事で「500Ｅ・・・500Ｅ・・・」と　唱えながらたたき出す。。

  

↑最初の画像より　だいぶ「ブリッ！」とした感じが出てきたの　お分かりですかね～　タイヤがフェンダーに被る感じも出てきたし。。

 

寸法的にも測定してみます

↑おおよそではありますが　ﾎｲｰﾙの角部～ﾌｪﾝﾀﾞｰの端を測定

↑叩き出した方は約2.5cm位

↑加工前の方は5mm位

この時点で約2cm位外側に出てきました。

↑未加工な左側

↑たたき出し側

いかがでしょう？？違いわかりますか！？　実車では　結構違うんですよ。。

何だかんだで　何とか　ラインが見えてきました　とりあえず片側だけですが　画像をお客様に確認頂き「こんな感じで　左側も加工を進めて」とOKを頂きました。

鉄板が厚いので　たたき出しても大丈夫なのですが　これが薄かったら　と考えると・・・