お客様との出会いは 一本の電話から

「左後ろタイヤを強く当ててしまって タイヤがバーストして タイヤは交換したものの・・・ハンドルの中心がズレてしまった」

との お電話のお問い合わせ

「とりあえず一度拝見させてはいただけないでしょうか??」と お伝えし お客様にご来店いただきました。

事故状況

「クルマを運転していたのは奥様で 上の状況になり ガソリンスタンドでタイヤを交換してもわって 修理は終わった」

と 

そして ご主人がクルマに乗ってみたところ・・・

「ハンドルの中心がズレている これゃ何かおかしくはないかい??」

ということで Webの検索で 当社へと お問い合わせに至った・・・とのこと。

「事故状況がわからずに・・・どの様な事故かわからないから・・・」とご主人様は 不安な様子・・・

お客様のご希望をお聞きし とりあえず お見積もりから ということでお預かり。

↑この左後ろのタイヤが問題の様子・・・

この様な「足回り事故」の時には 足回り部品をASSY(アッセンブリ)交換が定番 価格は10万円近くかかります

というのも 足回り部品を測定や目視点検で 微妙な損傷の時には「正常」「曲がっている」と判断するのが非常に難しく 基本は「疑わしき部分の足回り部品 全部交換」というのが 通常です。

このクルマの部品構成を確認しつつ まずはお見積もり。

 

↑イラスト

18番 アッパーアーム¥3.540-

14番リヤトレーリングアーム(ロアアーム)¥17.100-

4番ナックルアーム¥16.100-

イラスト以外でその他 

ショックアブソーバー¥24.300-

ハブASSY ¥17.900-

が 通常時の交換 部品代だけでも8万円弱・・・これに 交換工賃 等を入れていけば概算12万円~15万円といわれてもおかしくない修理です。

お預かり後  四輪アライメント測定調整でカバーできるズレではない為に 部品交換のお見積もりの電話。

お客様の希望は「出来る限り費用は抑えたいが 足回りなので あまりいい加減な修理では困るし・・・」と

それゃそうです 変にケチをしてその後大きな事故になってはいけません ここは 慎重にお話に作業に をすすめます。

←左 前方から 後輪をすかしてみた感じ

←左 その拡大画像

左のタイヤが外開きなのがわかるでしょうか?? おおまかな確認方法ですが 目視でこれだけずれていれば ダメージは大です。

 

こうなると・・・手っ取り早く足回り全部交換をお勧めするのが 話が早いし確実 

お客様に「足回りのアームが曲がっており 数点の部品交換が必要で10万円近くはかかります」

「とりあえず中古部品も探してみますが」と お伝えしましたが 中古部品がある車種でもなく・・・

「新品でいくしかないな・・・」 

と 部品注文前に「もう一度現車を確認しよう」と再確認

  

うむ・・・ どれが曲がっているか・・・なんてわからん・・・が 見る 見る

と・・・ もしかして・・・コレ!?

 

みつけた! トレーリングアームのリンク部(人でいえば間接みたいなもんですね)の付根で「グニャ」っとイッてます

思わず「やった!」と思ってしまった。。 こんな部分的に損傷を受ける足回りダメージって少なく もしかしたら この部品だけでイケるかも・・・

で すぐにお客様に連絡 

「一部の部品を まず交換してみて ダメだったら その後違う部品を替えていきましょう うまくいけば費用を抑えることができますので」とお伝えし ご理解を頂き作業を進めます が・・・ この修理の進めかたの際 この部品を交換して ダメであれば次の部品注文と・・・進みますので 時間を要します そのあたりのご理解も頂かないと作業はできません。

早速に 外しましたアーム

↑問題の 曲がり部分。。

↑新旧

曲がってますね・・↑

↑正常

↑曲がり この部品構造だからこの様な曲がり方をしております 救われました お客様!でも この付け根のボディフレーム部が気になりますが 寸法上は大丈夫そうです。。

↑取り付けます

↑心配していた付根部分も問題なし

 

 

↑そして いつもの 四輪アライメント で 数値を見て調整します 数値を調整して 問題なく修理は完了!

この「四輪アライメント」が社内にあるからこそ 部品一点ずつ交換して様子をみる 修理方法が可能となるわけでして・・・

ということで こちらの 修理費は 全部で5~6万円位 通常修理時の約半額ですね(修理がちょっと前の話で・・)。

 

 

↓今朝 犬の散歩中に発見した「虹」 わずかではあるものの 見ることができましたが すぐに見えなくなってしまい・・・残念。

虹色の調色が出来る様になる様 今日も頑張ります!!