おはようございます。

書いてはデータが消え をした 本日の朝のブログ

すでに 気力が失せてしまいましたので 前座の「競歩」の話は また・・・

先週末 納車になった一台

ロータリーエンジンを搭載するMAZDAの名車 サバンナRX-7

以前 ご紹介しましたが  35年前に父親が全塗装をした車両

このクルマの初年度登録が「昭和58年」  その後 まだクルマが新しいうちに全塗装をした様で・・・ その当時私は小学生?中学生?  

このなんともいえない色・・・
角度によっては赤味が強くでる 茄子の様な茄子紺!?

もちろん 当時の調色データなどはなく・・・

「おそらく父親であれば こうしたであろう・・・」という憶測・目測から 色を作ってみたが・・・ そうは簡単に 色の解明はできませんでした

調合に使った塗装のサンプル板を並べてみた

下色・上色と・・・

青黒っぽい「ベース」という下色を塗装し その上にブルーハワイの様な 青色の透明なクリヤを塗装する事で 青の奥深味と強い赤感を出す手法で塗られた塗装 ただの「ブルーのメタリック」ではなかった。。。今で言えば「キャンディーカラー」となりますが・・・ 当時はアイデアでそんな色を作りだしていたのですね

何とか 色を出す事に成功したが・・・このクルマが昭和58年製だから~昭和60年ごろに この様な 角度により見え方が違うパール感覚な色 そしてソリッドにも見える感じが・・・ 当時から こんなのを求めていたのね お父さん。。。

無時に完成し 納車に至ったわけですが・・・

めっきりと 少なくなった名車です

最後は 全体磨きをかけ 艶を戻したが 35年前の全塗装とは思えぬ程 コンデイションは良い やはり屋内での保管が こんなにも クルマの劣化を遅くさせるのか と 感心するほどだ・・・また きちんと全塗装をすれば35年はキレイを継続できるのだと  ある意味 父親の仕事の「置き土産」として見せられた感じが・・・ 同時に あの時代の「魂の仕事」を見させてもらった感が・・・。 

こちらのオーナー様は 今までこのクルマは ずっと室内保管  家を建て替える時に 本格的なガレージを作られた と・・・ さすがです。

これからも 素敵なカーライフをお過ごしください。

さぁ 本日も 歴史に残る仕事をしていこう と 思います。。。