お取引のある輸入車専門ショップさん からのお問い合わせ

社長さん「AUDIのハブセンターボルトなんだけど・・・固着してしまっていて 全く緩まないんだけど 何か方法はないか??」

と・・・

わたし「うむ~ 確かに センターナットが緩まないの ありますよね  全くダメですか??」

社長さん「インパクト(エアーのダダダです)でもダメ 延長パイプを繋げて 緩めようとしても 工具が壊れそうな位に・・・」

わたし「いや~ 参りましたね・・・ 暖めたりしたり と よくやりますが・・・」

社長さん「バーナーで熱を加えてみたが・・・全く・・・」

わたし「 そうですか・・・ 後は~IHで暖めて緩めるという手がありますが・・・暖めることには変わりないですからね」

社長さん「ほ~ じゃ~やる事は 何処も変わりなし ということですね」

わたし「緩められるかはなんともいえませんが クルマお持ちいただければ やってみますよ」

社長さん「では もうすこし いろいろ こちらでやってみて ダメならばお願いする」

ということで その日の電話は終了~

 

どこのネジかというと

↑別の車のホイールですが タイヤの中心に付いてます この画像だとBMWのマークの中に付いてます タイヤ・ホイールが取り付く 中心の中心につく 大きなボルトなのです。

詳しくは以前のブログを見て見てください。

 

この部位の ボルトやナットは 元々の車製造時 規定のトルクで締め付けられていても 年数が経つにつれ「固着」してしまうケースが多く・・・ 決して 以前整備した人が 「無理やりに固く締め付けてしまった」とかでなくても 固着してしまってますので この様な トラブルは 日常あること 

ですが この 「緩まない」トラブル 本当に時間を要します。 熱を加えれば 緩むのですが むやみに熱を与えると 他部分も痛めてしまいますし・・・ 気を使う箇所でもあります。

そんな時間を短縮するために 

ミニダクターⅡ 

 

そして 翌日 

社長さん「うむ~ 緩まないので ちょっと見てくれ~~」

わたし「了解しました 」

と 返事はしたものの・・・

相手も輸入車のショップさん メカ関連は私共より 熟知している  そんな人達が「緩まない」ものを 緩められるのか?? これだけはわからない・・・

で 現車が到着

果たして緩むのか??

ご来店の社長さんの顔は 諦め気味な感じで・・・「緩むかなぁ!?」と・・・ 

暖めて~暖めて~(暖めすぎに注意)

「バキッ!バキッ!」っと かなり固着しておりましたが 少し動いた

そして スルスル~っと緩んだ!!

「お~~」と 社長さんも顔にも笑顔が・・

 

んで もって そんな出来事があった お昼の話

わたし「AUDIのセンターのボルトがさ ミニダクターで緩んだが あれ そんなに威力あるんだ!?」

弟「そりゃそうでしょう IHで ネジのみを暖める それも 「ただ暖めるだけじゃない IHで真から暖めるんだから」 

わたし「そんなにすごいのかねぇ~」

弟「いやいや・・・ 人間でいえば「温泉に入って 体の芯から温まるのと カイロを持って温まったの って・・どっちが効果ある!?」

わたし「そうか~~」

す~さん「微笑・・・」

と皆で 笑い話となりましたが 

 

クルマにとってミニダクターは 温泉機能みたいなものですね。。

 

 

と いうことで 今回も ミニダクター様様な作業でありました。。