トヨタの202 という色番号といえば 昔からあるブラックですが・・・

今日は そんなクルマの磨き作業があり トヨタ202の磨きについて。。

ごくごく普通の黒なのですが このシンプルなブラックが 奥が深いのです。トヨタのブラック好きな人なら この202の奥深さ お分かりですよね きっと。。

 

↑まずは 磨きに使う機械は シングルポリッシャー・ダブルアクションポリッシャー・ダブルアクションサンダー

↑確認のための電気に ペーパー  ペーパーは塗装面に合わせ 各番手を用意

↑ポリッシャーにつける バフです。

左から布 スポンジ 最終仕上げスポンジ

私は このバフは 磨きの「命」と考えますが 磨きを重要と思わない職人さんは 適当に道具置き場に保管 使うときにホコリをはらって使用 なんて  職人さんも居るらしいのですが・・・ それで よくキレイな磨きができるのか??と思いますが・・・  磨きは 塗装という「お化粧」の最終仕上げ  そうだ!! 女性の化粧道具と同じなんだ!! スポンジパフをキレイにして使うか 使いっぱなしのカスカスのを使い続けるか??  いかがでしょうか??

ちなみに 当社では 磨く度に 洗い 次にはキレイな状態で使用できる様に 管理しております(そうでないと キレイに磨けないので・・) 

 

と あとはコンパウンド 

  

↑材料屋さんに「最近良いコンパウンドは??」と聞くと「これが 人気です」 と言うので 試験的に使ってみると・・・  うまく使えない・・ 塗装面に焼きつく感じがして・・・ 何故だ?何故だ?と・・・数台を処理した時点で 気が付いた!! 塗装面が古いものに対しては 塗装面にこびりついてしまい 良くなく  塗装した後の磨きや 新車購入から間もない車体には 使いやすいのである!!

使う人間の好み同様に 塗装面にも向き不向きがある  その組み合わせたるもの無限大・・・本当に奥が深い。。。

 

今回 ボンネットの交換作業のこの車。

磨きなのですが 磨きを開始してからは 画像を撮影する時間もなく・・ 磨き始めてたら 無駄に時間を使わず 手早く 熱を持たせず 手際よく 済ませる為に 途中トイレに行きたくても我慢して 磨きを終わらせる位にして進めないと 仕上がりにも左右してしまうのです。

 

↑最後の磨きが終わった時の画像です モヤモヤしているのは 磨き剤の油分です。

 

↑シャンプーで 余計な油分を全て 洗い流します

そうすることにより 磨きの際の 細かいキズや磨き残しを確認することができるのです。 でも 今 私が実施している技法では かなりレベルの高い磨きができる様になりました それは 腕の問題でなく 最近の磨き剤や 材料に 助けられております。

 

  

↑外での光の下での写りこみ  室内での写り込みと いろいろな角度 状況で ツヤ感やキズがないかを確認。。。

 画像の状態は 磨きを終えた塗装本来の艶です。 コーティング剤でで艶を出すのは 本当に最後の最後 。。

 

ここで 注意したいのが 他の塗装面との 統一性

↑この車の後部の塗装面です 蛍光灯の映りこみが ちょっとギザギザしているのわかります?? これを「ゆず肌」というのです。

よって 「ピカピカにすればいい」わけではないのです  塗装面を合わせる為に 最終磨きをするのです!

 

と いうことで 今晩も 工場は 磨きの機械のモーター音につつまれるのであります。。