昨日は N-oneの話題を と思って 納車直後にブログにUPすれば お客さまも実際「どの様な修理をしたのか?」が画像と説明文でわかり お客さまの許可が出たお客さまのお車は こうしてUpさせていただいておりますが 「納車後すぐに」と 昨日書いたところ そうもいかず・・・ 結局 私の車話でおわってしまった昨日・・・

今日は 気を取り直して行ってみよう!

ということで 本日 ご来店のお客さま お話させて頂いたら「封筒にMiniが描かれていて 私好きなんですMiniが」と お客さま

「誰でもわかる車をイメージにってことで Miniなんですよ~ ですがね・・・私も ちょっとの間乗ってましたよ~」とわたし

Old Miniの話に花が咲いたのは言うまでもありません。。

 

と 書いていると 今日もN-oneの話は進まなくなるので・・・ 

今日こそは 本題に。。

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で 

電話から すぐにご来店いただいたお客さま

Kさま「助手席側のフロントフェンダーとフロントドアに キズがあるんだけど そのキズに色が塗られてるのを 先日洗車したら気が付いた・・・」

とのこと

 

Kさま「自分でつけたキズじゃないし・・・ しかも誰が キズの上に色をペタペタしたのかもわからない・・・何でだ!不思議だ!」

とお客さま・・・

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水濡れ状態でわかりにくいですが・・・ 横に「ザッザッ!」っとなってるキズ お分かりいただけますかねぇ~!?

さて これを修理するには 幾らかかるか?? ですが 

わたし「修理のご希望は??」

Kさま「普通に直すと幾らいかかります??」

わたし「最高仕上げで10万円~12万円位ではないでしょうか」

Kさま「そんなに!!費用かかるのかい!!」

わたし「はい・・・ ですが ご希望はどの様な修理」

Kさま「いまより目立たなければいいかな?」

わたし「凹などはいかがします?」

Kさま「凹はいいそのままで」

わたし「綺麗に塗装して 艶が出ると凹目立ちますがよろしいですか??」

Kさま「かまわない」

わたし「であれば 4~6万円です」

Kさま「でも6万かぁ~」

わたし「更に価格を落とすのであれば 塗装面積を少なく いわゆる「ぼかし塗装」という技法ですね」

「そのボカシ塗装には メリットとデメリットが~」 とペラペラと私の説明が 続き・・・

結果

「キズのえぐれ部分を平らにし 部分的に塗装で4万円に消費税」

ということで お預かり。

以前であれば「凹を直さないのであれば塗らないほうがいい」と 私説明していたと思いますが 最近は その傾向が変わってきてまして・・・ お客さまは Web等々(もちろん私の ブログも含 で 知識を得ておられます)  ですからその辺りの仕上がりについては おおよそ検討もついてらっしゃることでしょう。 ですから 最近は そんな「条件つき作業」でも お客さまにご理解頂き喜んで頂けるなら 私は お受けさせていただいているのです。

さぁ はじめましょう

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まずは キズ部分の塗装を研磨し キズを消します 

 

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キズが消える頃には 画像の様に下地が大きく出てしまってます

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キズのくぼみをパテで拾ってもいいのですが 後々 そこの部分が歪んできますので 

と わずかなキズですが 作業をしていくと スタートから この面積になってしまうんですね。。

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↑そして サフェーサーの吹きつけ

いくら「格安修理」だからといっても きちんと抑えるところは抑えて作業しますよ

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↑吹き付けたサフェーサーを耐水ペーパーで面を出し・・・

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塗装前の模様ですが・・・

「部分的にボカシ塗装」ということで お預かりですが  かなりの面積でマスキングされているのがおわかりでしょうか??

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これは 塗装担当のKimiに「部分的にボカシ塗装でいいから」と指示を出したのですが

「面積から考えると ぼかしでいまひとつな仕上りで クレームになったりも嫌だし それより部分的にぼかしで塗るのが「めんどくさい」から プレスライン下で仕上げるからさ」

と・・・

仕事に「めんどくさい」はないでしょう が ここでの「めんどくさい」というのは 良い意味での「めんどくさい」なんですねぇ~

塗装屋からしてみると 「部分的にボカシ塗装 その後に磨き作業で艶を出す  そして仕上り」 となるのですが 部分処理ですと 元々の色との質感が変わったり なんといっても 長い年月乗っていくと「ボカシ目」というものが見えてきてしまうのです。クルマは新車 これから長くこのクルマとつきあってあげていくオーナーのことも考え このクルマに関しては パネルを一枚塗ろうと塗らまいと・・・さほど 材料もかわらないってことですね 「やるか?」「やらないか?」の問題ですね。

ですから 変に「ぼかし」を入れる塗装作業のほうが 後々「めんどくさい」ことになるんですね。

ということで このクルマの塗装仕上りは「ぼかし」は「ぼかし」でも 1ランク 2ランク上の仕上りになるのですね!

 

ということで 塗装

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↑まずは カラーベースという いわゆる「青色」を塗装ですね

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↑わずかながら ドアの凹は気になりますが・・・ 最初よりは 随分よくなってますね。。

この後 クリヤー艶出しコートをして仕上げとなります。

 

そして 仕上がったのが

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こちらとなります。

お客さまにご確認頂き

「凹は わかるといえばわかるが 全く問題ない!!」

と 確かに 下方の凹なので そんなに目立たないんですね 

それよりも 最後 掃除をしていて 気が付いたのですが 今回の修理箇所でない部分の 錆の問題もあり そこの部分の処理が重要になった最終仕上げでした。。

お客さまに好評を頂き 無事に納車となりました。価格以上のボリュームになった 今回の修理でしたが 何よりお客さまに喜んで頂けたことが何よりです。。

 

と いうことで 今回は HONDAのN-oneのへこみ修理 板金塗装でしたが これは どこの どんな車でも その方法は同じです  お困りの際には是非 ご相談ください。。

 

この度は Webを見て ご来店の 新規のお客様 これから 何かお困りのときにはご相談ください ありがとうございました。

 

では 明日もお楽しみに!!