おはようございます

何事も チャレンジする って大切だと思うのです

オリンピック選手や プロのスポーツ選手は 常にトレーニングをして 試合に備える そして試合で100%のポテンシャルを発揮できる様に備えている

私共もそうでしょう 

昨年は 数件のロケ案件があり 打合せ 当日の片付けや準備・・・ 最初はわからない事だらけだが 慣れてしまえば なんてことない

が・・・

歳をとると そういったチャレンジに億劫になりがち・・・

 

今回の 「井之頭五郎さんのミニクーパーを作る」という企画

25年前のクルマに対し「故障しない様に・安全に」という 当たり前の話なのだが  クルマが古ければ古いほど いつ?何が起こるかわからない

今回そんな ご依頼を受けて 

「どこまで整備するか?」をすべて お任せいただき作業に入った訳だが  その責任のすべては 私に掛かっている のでありました・・・

数多く行う打合せをしていく上で「万が一ロケ中地方で故障した場合 ローバーミニの整備は何処の工場でもできるか?」との問いに「どこでも大丈夫です 部品もすぐに手配できます」と 気軽に言えるクルマではない・・・ 万が一のトラブルも考え撮影班は 各地方のミニショップの所在地を調べられたり 事前の準備が進むにつれ・・・

孤独のグルメの五郎さんじゃないけど・・・

「この企画 面白いと 言い出したのは自分だが なんだか 大きなプロジェクトになってきちゃったな・・・  自分の一言が 多くの人を動かし なんだか 気が重い仕事になってきた・・ 何事もチャレンジだが 自分で蒔いた種で 重くのしかかるプレッシャーに潰されそうだ・・・ でもこれを乗り越えた時に 次につながるチャレンジが訪れ 自分にも強い自信がつく 人生はチャレンジだ・・・ それよりも仕事は真面目に プロジェクトは楽しんで!!」

と・・・ いつも以上に重くのしかかる 重圧を ひとつ一つ クリヤしていく作業に入った・・・

 

まずは 燃料系等の作業から

ガソリンを エンジンに送り込むための 燃料ポンプとその周辺の交換

↑画像上から

・燃料ホース

・燃料フィルター

・燃料ポンプ

これでひとまず 燃料系のトラブルは回避できる

 

こうして作業している間にも このミニの仕様変更の打合せが入る

タイヤ&ホイールだ

元々 シルバーのホイールに太めのタイヤがセットされていた いわゆる レーシング仕様になっていたのである

レーシングミニ風でレーシーで良いのだが 今回のコンセプトは違う どちらかといえば ミニらしく 可愛くはねる様な感じの軽快な感じの見た目がコンセプト 

「ホイールも汚れているので 白いホイールに交換しようか?」と 五郎さん

「どんなデザインのものが好み??」と わたし

「具体的にはないが・・・ オールドタイプのものに・・・白い色のホイルなんてかわいい」と五郎さん

「なら 今のホイールを塗装したら??」と わたし

「えっ!そんな事できるの??」と ゴローさん

「それが私共の仕事です」と わたし

「では ホイールの塗装でいきましょう! 色は 羽鳥さんのセンスで任せます」とゴローさん

「了解です!」

ということで

タイヤ屋さんへ持ち込み 

タイヤをホイールからはずしてもらい・・

ホイールを清掃 ↑清掃前

↑清掃後

 

現代のクルマのホイールと比べても その大きさの違いがわかっていただけるだろう・・・

そして 色だが・・・ 白といっても さまざま・・・

屋根が白いクルマなので その辺りの質感も考えて・・・

 ここは お任せ頂いたので 全体的バランスを考え オフホワイトより少し明るい白色にペイントすることに・・

↑塗装前・・

 

その間に車体は

スパークプラグ等の点火系や

↑ファンベルト等のゴム類の交換・・

そして エンジン廻りの交換部品は

交換した部品 段ボール右上から時計周りに

・ファンベルト

・プラグコードとデスビのキャップ

・スパークプラグ

・点火コイル

・エアコンベルト

と・・・ 消耗品を交換 

エンジン廻りも これで とりあえずは安心

 

そして

新しいタイヤも届いた

こちらは 当時感を出しながら かわいい仕様に・・・

そして 塗装を終えたホイールをタイヤ屋さんに持ち込み

↑ガラリとイメージが変わりました

タイヤが付くと さらに かわいい 仕様に・・・

 

こうして 一つひとつ 作り上げられていく 五郎さんの ミニクーパー

ただの 撮影用に用意された 借りもののミニクーパーでない事 そろそろおわかりいただけただろうか??

 

では その4へ 続く・・・