おはようございます

新聞をみていると 広告が高年齢化してきているのがわかる・年金・認知症・腰痛・健康・・ 夕刊になると80代でも現役でビンビン なんて広告まで どこまで元気なのか!? 

と いうことで ピンピン健康でいきたいものですね

では いってみましょう

 

こちらの二台 当社にて塗装させて頂いたお客様のお車

緑色のキャロルは~20年位前に当社にて全塗装

赤色のトヨタソアラは~10年位前に当社にて塗装

何が違うのか

塗装した時代が違うのです

自動車の塗装は まずベース色を塗装(ベース色とは緑色・赤色・黒色とその色のベースの色)して その上にトップコート いわゆる クリヤ塗装という透明な艶を出す為の塗装を施します

色→クリヤ という塗り順で塗装しますが 

今は環境問題から その塗料も環境対策から 以前とは変わってきてます

早い話「自動車も今は水性塗料を塗装します」なんていうの聞いたことありません?? それです

 

まず

20年前ごろの マツダのキャロルの塗装は

・ベース色 が 二液のウレタン塗料   油性

・トップコート(クリヤ塗料)が 二液のウレタン塗料 油性

 

ではこちらの

・ベース色 が 一液の環境対応溶剤塗料(いわゆる 水性に近い形の溶剤塗料) 水性

・トップコート(クリヤ塗料)が 二液のウレタン塗料 油性

 

となっております

よって 最近 騒がれている「水性塗料」 これはいいのか?悪いのか??

でも 皆さん「水性塗料はメーカー純正だから良い!!」と 言われることも多いが・・・

ベース塗料が絵具で その上に塗るトップコートが油絵絵具 みたいなもので 混じり合う事がないので 密着性が悪いのは否めない・・・

もちろん 管理状況により その痛みは変わってきますが こちらのソアラは 外装に関して特段手入れをしなく常に外置きの状態だから こうなってしまっても仕方ないとも・・・

もちろん この結果を持って メーカーと どうすれば持ちの良い塗装ができるか?を 研究してますがね・・・

今や クルマも 消耗品のひとつだから

今も 補修で入庫している トヨタハイエースですが 新車時からの塗装がやはり剥がれてきておりますので 新車でも20年を過ぎるとクリヤが剥がれてくる ということで・・・  

どうかお許しいただきたい・・・

 

と いうことで 

ボディ塗装の今昔物語 でした・・・