と いうことで 今年も 泣いても笑っても 今日が最後となりました。

 

皆様 いかがな年だったでしょう??

 

私は といえば 今年も いろいろと学びな年でもありました。

その「学び」で 大きな大切な ことを一つ学んだことを今日は ご報告 

 

と ここで 最後に モノを申しましょう

 

と いうのも 父の代から 受け継いで 私が現在 トップとして日々作業をさせていただいておりますが 

当社に出入りされている お客様であれば 承知かと思いますが 当社 社員の入れ替わりが激しい

いわゆる「離職率が高い」ということ

「おいおい・・・ 年末の終わりのブログにこれかい」と 言われそうですが この問題 私自身も本当に真剣に悩んで来ました というより 今も悩んでますがね。

それは 取引先でも噂になっているとかいないとか・・・

「~~な人居たよね 新しい社員さん」 と 取引先さん

「あ~ 辞めてしまいました」 とわたし

「またセンムいじめたんでしょ」と 社員さん

経営者であれば「どこも同じだねぇ~ 勤まらないんだよね」 って ことになる。

 

これ いろいろな人材が入っては辞めて入っては辞めて 気が付きました

「ワタシが おかしい」のだと・・・ 言ってみれば「変人」なんです

「休み」だ「お給料」だ「仕事に対してのやりがい」だと・・・ ありますが 今年わかった 当社の新人が定着しない一つの理由が「ワタシが変人」だから なのだと 20数年やってきて気が付きました(遅いが・・・)

それは 早い話 「お客様の要望」に答えて仕事をしてきて や 「他店での仕上がりに不服を持って 当社に来て と・・・ 自分なりに 世間の板金塗装事情や そんなお客様からお持込いただくクルマを見ることにより クオリティの要求等 学んで来ました そして 「今よりもキレイに」や「今以上にお客様に喜んで頂けるには」を考えここまでやってきましたが・・・ それが 新人を苦しめていた のだと。。

他の工場や メーカーの集中工場でやっていた という経験者の人材が来て 実際に仕事をやってもらっても「???」な感じであったり・・・ 挙句の果てには「世間はこの位の仕上がりですよ」と言われてみたり・・・

仕上がりがきれい とか 腕がいい とか そんなんじゃない もっと 前の事「仕事を取り組む上での心得」 それが欠落しているのです  それを いろいろな 経験を積んで きた いろいろな 人を見てきて 今年気が付いたんです 「ごく普通の工場で経験を積んできた人材では 勤まらない会社なんだ」と・・・

そして ここ数年 お客様と 入っては辞めていく社員さんのやり取りの間で わかった事 は 「私が お客様のクルマに対してウルサイ」 ただそれだけなのでは・・

当時1000万円のクルマであっても 今の時代には50万円の価値のないクルマもある が!お客様にとっては1000万円のクルマなんです 。 またはその逆に 安い自動車だって お客様にとっては 大切な一台なのです。 それを 「モノ」として扱ってはいけない とワタシは思うのです。

だから 時折 この業界の人間に訴えている「お客様をナメるな」と いうこと  

そんな クルマとお客様に対する「温度差」が違えば 経営者と社員間でもうまくいかない 

でも わたし そこの「お客様」の部分は 他の100歩譲っても絶対に自分の考え方を譲れないんです

また そんな 気持ちの無い人と仕事はしたくないし やってもらいたくはない

もちろん 仕事は 働いた成果を「お給料」として 頂く仕事 

 

お客様のクルマを預かることで 事故があってはいけない

洗車のホースでボディにキズをつけてもいけない 

仕上がりに不満があってはいけない または 間違いがあったとき すぐさま「申し訳ありません」 そして 何をしなくてはいけないかを考えなければいけません

 

そんな 当たり前なこと が できない気がする  または 「そんな事・・・」が 一番難しく 誰も気が付かない部分だとしても

だが・・・

だが・・・

お客様には 見られているのです そういうところ・・・

だから 「お客をナメるんじゃないよ」 って よく言うんですよね わたし

 

ですから そうして 経験した お客様がクルマの相談で ウチに来た際に お客様に言うんです

(他 板金塗装工場で修理をして仕上がりに納得いかないお客様がご相談でご来店)

「ウチで作業してもいいですが お金掛かりますから 作業してもらった 工場さんに クレームということではなく もう一度お願いして相談してみたらいかがです??」と・・・

そうすると お客様の多くが「もういいんです  再度頼んで良くなった仕上がりになったとしても・・・ 今 この仕上がりでしょ?? この時点で もう頼む気は無いんです  お金掛かってもいいので お宅に頼みたい」

と・・・  これゃ いかん と ・・・・

 

ワタシも 自分なりに 学んではきましたが  当社の仕上がりに満足されない お客様も居るでしょう 全てがパーフェクトではないと 思うんです 確かに。。

とにかく 「お客様をナメている」 人間が多いのです そこが ワタシ 許せないんです

 

ということで 今現在 当社で作業をしてくれているスタッフは そこを 理解してくれているからこそ 上手くやっていけているのかと・・・ はやい話 みんな「無責任」なんです 「~~は誰が担当」「~は誰が担当」「~~はここまでやるから あとは~が担当」と  職人の一番嫌がる「作業のキャッチボール」を するのです。 例えば「フレームの寸法だしまでは バッチリしあげるから 溶接はやってよ」というと「溶接はしっかり つけるから 寸法は知らないよ」とか  「色は任せておけ」「塗りはバッチリ塗るから 色が違ってても知らないよ」と・・

まぁ 文字で見ても なんとも「無責任な作業」に見えますね~

でも こうすることにより 「自分が行うべき仕事をしっかり」こなしていくのです   

でも いってみれば「やりがいがない」のかもしれませんが  それを 全て背負い作業をするのって 結構大変なんですよ それを何年も続けると「やりがい=重荷」にしかならない  それだけ全てを一人の職人に任されると「まぁ こんなもんでいいか お客さんは気が付かないし」と それがエスカレートすると 「ナメるな!!」ってことになる。

そんな 気持ちで当社の仕事に手を付けてもらいたくないんです そんな位であれば 私が寝ずに休み無しに自分でやりますわ そして その「粋」がわかる人とだけ仕事をする それだけなんです 

と いうことで 業界内では 当社は 「ヘンテコな工場」だと 思われているでしょう・・・

そんな ヘンテコな 工場だからこそ それに惚れ込んだ お客様が「またお願い」と ご来店いただける 

と いうことで 長々と書き続けてしまいましたが  

来年は 今年に増して 「変人なわたし」は 替えず  お客様に喜んでもらえる 更なる「変人」を求め 日々精進していきたいと思いますので これからも ご贔屓の程 どうぞよろしくお願いします。

 

そして 来年も そんな 変人 スタッフを随時募集

ということで ワタシが良く言う「経験は問いません」

必要なのは「心意気」だけなのです!

経験が無い人は 一から全てお教えします 一年後には独立もできるでしょう そこまでして教え込みます(耐え切れるなら) 「心意気」さえあれば 人より劣るなら「人の倍やっていろいろなものを倍見て学んで習得すればいい」 それでもダメなら「その倍」やればいいじゃないですか  考え方一つなのかと・・・

と いうことで 

残りわずかでは ありますが 皆様 よいお年を

そして 幸せな2015年を迎えてください。

 

本年も ありがとうございました