おはようございます。

寒いですねぇ~

昨日のネタの続き・・・

幼少期 祖母から「小便小僧」と呼ばれていた私にとっては 寒さ=トイレの近さ 問題がありますが・・・(今は 大丈夫ですが・・・

そんな祖母が使用していた時計を 今私が使わせて頂いているが その時計が 昨年末に動かなくなった

メンテナンスはしていたので 時計屋さんに持っていき「部品取りの時計と 上手く組み合わせて動く様にお願いします」

と 直して頂いた  そんなに重症じゃなかったみたい

こちら その時計ではありませんが 同型式の私のコレクション

なにせ1970年の時計だから・・・ って ほぼ同じ歳のその腕時計

私と生まれ歳が近い SEIKOのロードマチックという名の5606-5000という型番の時計を探してはヤフオクで5000円~1万円以内で落札できるものだけを手に入れ 時計屋さんでメンテナンスをして持っている 

このロードマチックという時計は ものすごい種類と数がある もっともポピュラーなのは 丸形のもので この角型のスクエア形というのは数が少ない

もちろん私も 丸形も欲しいのだが そこに手を出したら ハマってしまうので あえて手を出さない ロードマチックの角型一途でいっている。

そんな 腕時計趣味の中 数年前に間違えて手に入れた時計があった

作業場に無造作に置くあたりが その愛着感の無さが伝わりますね

同形に見えたので手に入れたものの・・・ 微妙にいろいろ違う・・・5206-5070という型番

二台ありますが 数年前に手に入れたのが奥側の 文字盤がボロボロの方 もちろん動かない 水没したのかな??2000円代で手に入れたと思った

それから 数年・・・ 奥側のボロいのを修理するにも ベースが悪すぎるので キレイな同型があれば 生き返るかもしれない と探してきましたが このタイプの捨て値(~¥5.000-)のものがなかなか出ない  そして 昨年の末に出てきたのである  手前側のキレイなのがそれだ  だが 不動・・

祖母の形見の時計の修理があがった との連絡があったので それと入れ替えで この5206-5070二台をDrの所へ持ち込み「ニコイチでよしなにお願いします どちらに思い入れがあるとかまったくないので適当に 使える部分を両側から部品取りして頂き 復活すれば」とお願いし・・・ 納期は指定せず  わずかな楽しみが一つ増えた 楽しみに待ちたいと思う。

クルマと似た所もある時計 長い目で楽しみたいものだ。。

 

さて・・・ 

タイヤが外れなくなってしまった軽バン  昨日の続き

お客様Aさま曰く「冬用タイヤを取り替えの時に 取り付けの際 一本だけ「少し硬いな」という感じがあったのだが・・・ 締め付けていたら クルクルとなってしまい・・・ その後そのネジは 緩む事もなく締まる事もなく ガタガタのクルクルに・・・

そこで お客様は スズキディーラーに相談した所「1/10~でないと対応できない」と・・・それでは タイヤを止めているネジが一本ガタガタの状態で乗るのは怖いし・・ ということで我が社に白羽の矢がたったと 修理依頼・・・ 常連のMさまのご紹介では 「知りません」とはいきません

 

こんな時 「やるだけやってみましょう」としかいえません・・・

ホイールナットが 閉まる事もなく緩む事もなく・・・って 意味不明ですよね?でも ホントそうなんです。

右前タイヤのココだ 触ると ガタガタしていて 

ホイールとナットの間のテーパー部にわずかなすき間があるの見えるであろうか?

矢印部分 触るとガタガタなネジ 一体どうなっているのか??

緩まず 閉まらずで・・・

スタッドボルトの奥の圧入で入っているカシメ部のカシメが効かなくなって カシメ部から外れてしまってガタガタになっている模様(普通の人はわかりませんね そんな事言われても)

「ホイールキズになりますが・・・ご理解ください」と お伝えし 

粗治療オペへ・・

簡単に養生をして

「ナットクラッシャー」なんて工具もありますが この場所には使えない

ホイールを再起不能にしていいのであれば やり方は幾らでもあるが・・ ホイールも買ったばかりとのこと・・

いざ!!

ナットを割る様に裂いてみよう と 縦に削りを入れる

オラオラ~ と・・・  こういう粗治療は あまり好きではありません

が・・ 心を鬼にして

ぎりぎりまでカットを入れる

そして「ポカン」と 外れるかと・・・

いやいや そんなに容易く ホイールナットが外れる訳ありません

困ったぞ・・・ 

そして これ以上 削って外すのは限界なので

ドリルを用いて 小さい穴から 順々に穴を大きくしていこう という作戦

これが正解なのか?わかりませんが とにかく 作業を進めます やるだけやってみます って事で 画像はありません この間の・・・

その間も お客様や 新年の挨拶に来る業者さん ちっとも作業は進みません

途中から 弟のKimiも参戦で あーでも こーでもと 作業が進みますが 私は 途中離脱したりと・・

そして 外れた・・・

トッ散らかってます

すみません だいぶ傷んでしまいましたが使える範囲では・・・ でも こうするしか・・・

削りに削った ホイールボルト・・・

やっと外れた・・・

さぁ この時点でも 中がどうなっているかはわからない 一体どうなっているのだろう?? 見てみたい気持ちは早まる

治療の結果 少々のダメージが残るも 再起は可能

そして ブレーキ廻りを外すと ボロっと・・・

くくく・・・

そう クルマのタイヤは こうして固定される構造になっているんですね~

これが 俗に言われる「ホイールスタッドボルト」という「おネジ」 車体とホイールを止めている ボルト これにホイールナットという「めネジ」が止まる

しかしまあ よくドリルでここまで頑張りましたねぇ~

(そう!この作業で 小さいサイズのドリル~大きなサイズのドリルまで駆使したので ドリルの刃が切れなくなってしまい「ドリルの刃研ぎがあったらなぁ~」なんて 思っていた矢先に 先日の 工具卸総合商社「イヤサカ」さんの剛腕営業の高崎氏が これまぁ最高なタイミングで訪れたのである!!)

スタッドボルトは 通常 画像のハブという部品に「圧入」で入っています

その圧入から外れるなんて あまり考えられません 

それ以前に ネジが折れるとかするのですが・・・ そうでない今回は 

ボルトだけの交換では済まず ハブ交換となる可能性も大  そうなると部品代も大きくなります

そこは お客様も心配している所

だからお預かりの際には「ちょっとバラシてみて どこまで部品交換するかで修理費は大きく変わります

とお伝えさせて頂いておりました

そんなスタッドボルトをハブに差し込んでみたら

まだ テンションがかかるので ボルト交換だけで 大丈夫そうです

とりあえず ハブボルトを入れて見ましょう

カラーを用意し 隙間を得る

大量の在庫ナットの中から適合するナットをチョイス こういう時に 種類別にネジを整理整頓してあると 便利だし 見た目が何せに良いし・・・プロっぽいでしょ

(このタイヤを止めているナットは メーカーと車種それぞれで ネジの山や形状が違いますので どれもこれも 使える訳ではありませんので注意してくださいね)

セットをして

トルクに注意しながら 締め付けていく・・・

問題なさそうだ

ここでお客様に連絡をして「無事に ボルト交換だけで復活しそうです」とお伝えし

 

そして

はい!完成!!

いやいや・・・ 

ヒヤヒヤの作業でした・・・ なんとか できました

この後 ホイールを磨いて タッチペイントを作り 傷部を補修しました

作業開始は空も明るかったのですが 終ってみれば 夜・・・

無事に完成し 良かったですわ・・・

その他のホイールナットも外して清掃して確認しましたが 経年劣化で ボルトが少しお疲れちゃんでしたので 元気のクスリを導入して きちんと回る様にして 納車となりました。

Aさま この度は ご入庫ありがとうございます 今後も何かございましたら 何なりと ご相談ください。

 

 

 

で  タイヤを車体に固定している スタッドボルト とは?

こんなタイミングで ちょうど

先日の捨てる エクストレイルの部品で説明しましょう

スタットボルトを抜いてみましょう

ハンマーで 叩くだけ

はい 外れた

ハブの穴に ボルトに付いている細かい突起部が圧入され固定する仕組み

叩き抜けば抜けるものの そんなに緩くついているものではない 通常は ネジの方が負けて ネジが折れてしまうのだが・・・ 

こんな感じで 叩けばポンポン抜けてくれるスタッドボルト

今回は 本当に 偶然にも 最悪なパターンに陥ってしまったというケース

 

と いうことで ホイールのボルトが折れてしまっても なんとか 直るということで ご安心ください

ですが 車種により その交換は大変なものもあるので 車種と場所により 価格は¥10.000-~¥100.000-となるでしょう

 

タイヤ交換の際には 皆様 お気をつけあそばせ・・・