以前 Fc2のブログの時(時期を確認したら 2年近く前だったのですね)に話題にさせていただいた「電動パワーステアリングを旧車に移植する」話題 この時はボルボP1800にスズキ ワゴンRの電動パワーステアリングを改造して取り付けた作業

今だ 問い合わせが多く 「こちらのブログでも取り上げてみようかな」なんて思い。。

 

こちらが そのクルマ 見るからにクラシックですね。

 

 

↑上がいままでのハンドル廻り 下においてあるモーターが今回 ドッキングさせるワゴンRのパワーステアリングモーター

とにかく バラしては切る

切る

切断しては 長さをあわせ~

こんな形で 形状が違うので あわせます

 

こんな風に 上手く切り取り

  

↑こちらは 固定用のブラケット 両方の良いトコ取りをして装着。

↑ワゴンRのハンドルとスイッチ類をつけるのであれば 難しいことはないのですが・・・ それじゃ~芸がないですもんね  それよりもなによりも このメーターパネルとの風合いが合いません!からね。

 

↑これが ボルボP1800用に作り上げた 電動パワステユニット

取り付けていきます

 

↑ある程度 溶接関系の作業が終了したら お次は 電動パワステだけに 電気関連の作業。

↑とにかく今までの配線の整理・これからの配線の支度と・・・  もちろん この電動のモーター駆動用の配線は バッテリーより専用配線を リレーを使い 配線を追加製作しました そうでないと 何かあったときに わけが分からなくなってしまうので。。 電気は私好きなので 何とか無事にクリヤする事ができました。

 

↑こちらが 擬似パルス発生器  これがないと 電動パワステは動いてくれません。

 

そんなこんな 作業をして 結果 最高な仕上がりになりまして・・・ 

この作業2011年の1月に納車  その後現在まで 「トラブルなく快調に動いてる」 とのユーザー様からの報告

最初は「とりあえず やってみない」みたいな 簡単なノリからの ご依頼で・・・

私としましても「面白い作業だ」とは思いましたが 実際に作業をする ということは お客さまからお金を頂いて作業するには 「とりあえず作業してみましょう」では いけない と 考えると お断りするのが筋なのですが 「お客様のご理解があると共に 「パワステを付けたい」という熱い思いに負けてしまったと いうのが本当の所・・・だって こんな作業したこともないし チューニング工場じゃないし・・・ 「でも これを結果として出したら 今後の何かに繋がる」と思ったんですよね 無事に出来上がり現在も快調だから こんな風にして取り上げられるのですが そうじゃなかったら・・・ を想像すると「ゾッ」とします

ちなみに この作業 25万~40万円位掛かると お伝えすると お問い合わせで終わってしまうお客さまが多いのが現実。。。

でも・・でも・・手間が非常にかかるんです この作業。。 ご理解いただけますと幸いです。。。

でも このクルマに付けてみて 思ったのが「こんな重たい車体に付けても 軽々とハンドルが回せるなんて とても軽自動車のパワステだなんて思えない」位に最高な仕上がりなのでした 自分でも 感動しました。

でも 作業中の期間は「もし 動かなかったら・・・元に戻さないといけないし・・・ というより 失敗したら タダの「やり散らかし」じゃん 」と 毎日 いろいろと考え 想像し妄想し 一つ一つ 形として仕上げていきました。この期間は本当に 胃が痛くなる思いの毎日だっただけに 完成した時の喜びは 本当に なにものにも変えられない ものがありました。

なんて いろいろな 思いにふけつつ・・・ 

本当にお考えのお客様がいらっしゃいましたら ご相談ください。。