と お客様からのお問い合わせ。

「ステアリングのガタつきが多く 修理を」 

とお客様からの ご依頼。

「当社でできることでありましたら お受けさせていただきます。」

ということで お客様 ご来店

  

 早速に 現車確認

お客様「ステアリングギヤBOXのゴムマウントの寿命でがたつきが出てるのかも」

と マウントゴムをご用意してくれておりました

  

が・・・ タイヤを左右に振ってみると「ガタガタ」・・・と 振れが大きい

わたし「これ ギヤBOXのマウントだけじゃありませんよ・・・もしかしたら」

お客様「えっ!!」「大事に至らなければいいが・・・」

わたし「タイロッドとエンドもあやしい・・・と思うのですが・・・」「確認してみましょう」

ということで タイヤを浮かしてがたつきを確認すると 更にガタつきは大きく・・

 わたし「これゃひどい!!」

お客様「はい ハンドルガタガタです」

わたし「これは ほぼタイロッド&エンドのがたつきですね」

お客様「は~」

 

ということで お預かりとなりまして

早速に部品注文

この際 この年式になると 怖いのが ・部品代金と・納期です

部品が無かったりしたら・・・ 数ヶ月の待ち なんてことも よくあること・・・

  

↑ 無事に部品調達完了!

いすゞは 普通自動車を撤退してしまっているので「部品は大丈夫?」と思いますが ご安心を 大丈夫でした。。

 

↑ とりあえず 外してみると グリスが溶けたのが「ダラ~ッ」っと・・・

早速に取り外し

新旧の比較

交換前と交換後

 

↑交換した側

 

↑未交換側

 

交換後 ステアリングギヤBOX マウントを交換作業

ここと

ここに ついている マウントゴムです

↑恒例の新旧の比較

痛みは少ないものの・・劣化はしてますね

↑外したところ

↑反対側は こんな感じ

全ての交換が 終わり

 この ステアリング廻りの部品を交換すると ハンドルの中心が狂いますので

 

四輪アライメント測定調整

サイドスリップ測定でも良いのですが・・・ 

(有)羽鳥鈑金塗装工業所は 違うのです!

四輪アライメント測定 調整をすることで 前だけでなく 後輪も同時に測定することにより トータルにクルマの異常を確認できるのです!!

 

そして 調整し終了

 

同時作業で ブレーキオイルの交換もご希望されていて ブレーキオイルを交換  同時にクラッチオイル点検したら オイルが汚れており 私の独断と偏見で(これが「ありがたい」 とお喜び頂くお客様が多いので) クラッチオイルケースの清掃 クラッチオイルの交換もして ブレーキ・クラッチ共に復活 シャキッ!っとした感じになりました。

ついでに オイル漏れもしていたので 簡単に清掃 オイル漏れ原因も調べ お客様にご報告 

 

 

試乗しても Goodです!! あとは このクルマを一番知っているオーナーさんに乗って確認していただきます。

私共は 車修理のプロではありますが お客様の一台一台のクルマの持つ特性を一番知っているのは「お客様」なのです。 私共で 「ここが悪い!とか ここが具合よい」というのはわかりますが その車の持つ「味」は お客様しかわからないこともあるのです。特に この様な 年式が経過しているクルマはなお更です。 その お客様の「味」を大切にしなくてはいけません。。 と 私共は考えます。

 

そして 納車の時

交換した部品をお客様にお見せにまして 何処が悪かったかを説明

 

この 関節の部分が一番大きいガタが出てました

油切れで茶色く錆色が出てしまってて・・ ポタポタとグリスがオイル化してしまい

 

じゃばらのブーツも同時に交換です これもゴムが切れるという寿命がありますからね。

↑こちらエンド部 

こちらも関節的な役割もある部分ですので 同時交換が望ましいですね。

この辺りの部品構成は 車を知っているお客様だけに「あ~大丈夫 ついでに交換して!」と ご理解いただけるお客様でしたので 作業もスムーズに 

クルマの構造は 難しい部分もあったりします  そんな際には お客様から「なぜ?どうして?」と聞かれる事も多々 そんな時に 私共の分かる範囲でご説明させていただきますので お気軽にご相談ください。

 

ということで 最後 お客様に 新旧の画像ありますので ブログにUPさせて頂いてもよろしいですか?の問いに 「是非!」と 嬉しいお言葉いただきまして。

こうして ハンドリングが快適になり 納車となった いすゞピアッツァ

 

ここ最近 ピアッツァの話題が多いのですが・・・ それは  ピアッツァをメンテナンスしていた工場が 閉店してしまい  そこに行かれていたお客様が 困った ということで 当社にご入庫いただいているのです。

私共で できる範囲は対応させていただきたいと思いますので お気軽にご相談ください。

 

今回 この様に 長い間 オーナー様に大切にされていたお車を 我々にお預け頂き手掛けさせていただけること 感謝いたします。

ありがとうございました 

 

さて 土曜日の ブログ二連チャンも完成しました

皆様 楽しい 8月最後の週末をお過ごしください!!